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■国道45号成田地区が復旧
2012.02.03
3日、震災から11カ月ぶり
今秋までには全面通行/
 東日本大震災による大規模な崖崩れで通行止めになっていた北上川沿いを通る石巻市の国道45号(同市成田地区内の区間1・4キロ)が、3日午前9時から通行できるようになった。まだ片側交互通行だが、今秋までには全面通行できる見通し。これで宮城、岩手両県の国道45号は全て通行止めが解消される。通行止めで11カ月間にわたって日常生活に不便を強いられていた合戦谷と樫崎山田の両地区の住民たちは「ようやく迂回(うかい)しなくて済む」と喜んでいる。

 工事関係者が通行量に対応し、片側(400メートル)ずつ車両を通行させる。震災前の通行量は1日3300台(2010年調べ)。部分復旧後の通行量について国交省仙台河川国道事務所石巻国道維持出張所は「上りは若干増える可能性もある」とみている。

 通行止めで不便を強いられてきた合戦谷、樫崎山田の両地区の住民は、飯野川地区や石巻市中心部へ行くためにはいったん、登米市津山町方向へ迂回、柳津大橋を経由して桃生地区の一般道か、三陸自動車道を通行しなければならなかった。

 国交省仙台河川国道事務所は「両地区から飯野川方面を目指すドライバーにとって、これまでの迂回路よりも距離で約25キロ、時間で約20分の短縮になる」と説明している。

 通行止めが続いていたのは、北上大堰から北へ約2キロの地点。震災で北上川沿いの崖が高さ約90メートル、幅約100メートルにわたって崩落し、川沿いに走る国道を埋めた。

 復旧工事は昨年5月中旬からスタート。新たな崩落を防ぐ鋼鉄製のグランドアンカーを崩落最上部に打ち込み、10月下旬から24時間態勢で土砂の撤去作業を実施した。

 崩落土砂量は約5万立方メートルを数え、10トン車両で約1万台分にも及んだ。工事費は全面通行までの分を含めて約8億5000万円。

 仙台河川国道事務所は「管内の土砂崩落に関しては経験したことがない規模」と被害の大きさを振り返った。
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