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カキ産地・石巻へ恩返し
2012.01.31
養殖棚再建に1620万円
仏議員団、万石浦を視察
”友人”の早期復興願う/
 フランスと日本の国会議員でつくる「仏日友好議員連盟」の議員団が28日、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた石巻市の万石浦のカキ養殖場を視察した。一行は、フランス側の資金で再建した養殖施設を見て、カキを通して”古き良き友人”である石巻の早期復興を願った。

 フランスのカキは約50年前から2度、壊滅的な被害を受けたが、万石浦から種ガキを輸入して復活した経緯がある。

 フランス側は震災で養殖施設に被害を受けたことを知って昨年6月、フランス料理界を代表するアラン・デュカス氏ら著名なシェフたちがパリで慈善ディナーパーティーを開催。収益金約1620万円を石巻市のカキ養殖業者に寄付し、養殖棚の再建に使われた。

 視察に訪れたのはフランス人議員ら8人と、日本代表の大野功統会長。船上から種ガキの養殖施設を見ながら、養殖業者から津波被害や成育状況などを聞いた。

 議員連盟のカンタン・ディディエ会長は「同じカキの産地でも、万石浦は山に囲まれていてフランスとは風景が違う」と話した。

 1970年に父の故隆弘さんらがフランスに種ガキを送り、今回、一行を案内した養殖業者末永典弘さん(49)=同市万石町=は「迅速な支援のおかげで養殖を再開できた。40年以上も前のことを覚えていてくださり、大変うれしかった」と話していた。

【船上から養殖棚を視察する仏日友好議員連盟の一行=石巻市の万石浦】
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