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オペレッタで復興応援
2012.01.26
東松島の敬老施設「老莱子の家」
オープン直前被災し改修
「創る村」4月に公演/
 オープン直前、東日本大震災の津波で被災した東松島市新東名の敬老施設「老莱子(ろうらいし)の家」が、各種団体の支援を受けて改修し、新たな一歩を踏み出している。屋外の小さな岩山を活用し、復興のシンボルステージも建設。運営に当たるNPO法人「創る村」(飴屋善敏理事長)は4月8日、このステージで震災と復興をテーマにしたオペレッタ公演を開き、被災者や復興に汗を流す人にエールを送ることにしている。

 老莱子の家は、お年寄りのデイサービスや宿泊、子どものフリースクールなどに活用。お年寄りから子どもまで3世代が交流を図る施設として建設された。昨年3月5日、落成パーティーを開き、4月にオープンする予定だった。

 ところが、3月11日の大津波で1階部分が浸水する被害を受け、さらに運営スタッフは人命救助やけが人の手当てなどに追われた。

 落ち着きを取り戻した後も、改修には多額の費用が必要で、スタッフの間に「再開できるのか」という不安もあった。しかし、共同募金会や大手企業、ボランティアの支援もあって、10月からスタートを切ることができた。

 ステージを設置する案は、施設改修と前後して浮上。専門家のアドバイスを受け、「長島(ちょうじま)」と呼ばれる小さな岩山の根元を囲むように、スタッフやボランティアが自作した。

 広さは幅18メートル、奥行き4メートル。「ホープステージ」と命名した。木製の床板を外せば、コンクリート製の基礎部分がプールとして使える構造で、子どもたちが安全に水遊びできる。

 4月8日は「オペレッタ『復興の船』(仮題)」を予定している。津波に流された少年が、島にたどり着くところから物語が展開。島と思ったのは、実は巨大な船で、船はがれきや放射性物質などを乗せ闇の世界へ流されていく…といった内容で、細部を詰めている。

 創る村企画室の飴屋善太(たるまさ)さんは「昨年12月のプレオープンでは、フィンランドの音楽家によるハープと歌のステージで施設の利用者やスタッフを元気にした。ステージは、地域にも貸し出して幅広く活用したい」と話している。

【敬老施設「老莱子の家」(右)と小さな岩山の下に設置した「ホープステージ」=東松島市新東名】
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