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女川の将来図描くぞ
2012.01.20
女川二小卒業制作
ジオラマ最終調整
3月下旬 気球で街を俯瞰/
 女川二小(梶谷美智子校長、児童154人)の6年生35人が、被災後の女川町を表したジオラマに、将来欲しい施設などを配置する卒業制作を進めている。18日は最終調整の作業を行った。卒業後の3月下旬には、校庭から気球に乗り、女川の街を俯瞰(ふかん)することになっており、その下準備として気球の仕組みも学んだ。ジオラマの将来図は後輩に引き継ぐ。

 気球は、基本となるジオラマを提供し制作の助言をしている一級建築士で藍設計室経営の鯨井勇さん(62)=東京都=が、自ら所有する4人乗りを持ち込んだ。日本熱気球連盟国際気球委員会の市吉三郎代表とともに気球の仕組みを説明した。

 今回は気球を膨らますことはしなかったが、空気を暖めるバーナーを実際に操作し、大きな炎が出る様子を興味深げに見学したり、気球に乗り込んでみたりした。

 その後、児童は約3畳の広さのジオラマを写真にしたものに、出島架橋、商店街、さらには夢のある遊園地など将来ほしい施設の名前を紙切れに書いて、配置していった。児童がまとめた「将来の女川町」案を基に、鯨井さんが模型にしてジオラマに設置する。2月9日には卒業制作として校内で発表する。

 以前から女川町と交流があった鯨井さんは、被災後さまざまな支援活動をしてきている。「ジオラマに自分たちの夢を描き、さらに気球で古里を見下ろすことで、これから復興を担っていく強い気持ちを心に刻んでほしい」と話す。

 児童の一人は「ジオラマ完成はもちろん、気球で空の上から自分たちの街を眺めてみたい」と楽しみにしていた。

【3月下旬に乗る気球の仕組みについて学ぶ児童=女川二小】
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