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地域復興事業を推進
2012.01.17
石巻専修大5カ年計画
文科省補助1億2000万円/
 石巻専修大(坂田隆学長)は文部科学省から総額1億2000万円の補助を受け、2011年度から「地域復興のためのセンター的機能整備事業」に取り組んでいる。自治体や関係機関と連携し、5カ年計画でコミュニティーや産業の再生、地域復興の担い手育成などを継続、発展的に進めていく。

 同大によると、11年度は(1)石巻市沿岸部の復元立体模型の製作(2)被災地域の水産業、水産加工業支援(3)大学の防災能力の強化(4)復興に関連した情報の発信−に取り組んでいる。

 12年度以降は「石巻圏域の産業復興プロジェクト」「大学の防災能力の強化」「復興に関連した情報の発信」を3本柱に事業を推進する。

 このうち産業復興プロジェクトでは、大学の自動車工学センターが中心となって、津波による災害を踏まえた安全な自動車と自動車利用法の開発に着手する。

 自動車に乗っていた人の生死を分けた条件に注目し、被災状況、被災自動車に関する調査を実施。自動車を水没させる実験も行い、津波や浸水に強い自動車の開発を目指し、石巻地域の自動車関連企業を支援する。

 水産業と水産加工業支援では、各種水産加工食品の試作と化学分析、物性測定を行う施設を設置して地元業者に開放。地域の産業振興を支援していく。

 防災能力の強化では、数十戸規模の集落の地域住民を継続的に守る基本設備として、小型風力発電機を使用した自立可搬式浄水ミニプラントを製作する。

 情報発信については、震災の記録・情報を集約し、報告書の刊行やシンポジウムなどで社会に発信する。

 坂田学長は「この事業を本学の起爆剤にしたい。新しい教育の開発を全学的に進め、学外にも強く発信していきたい」と強調している。

 県内国公私立の高等教育機関で組織する「復興大学」(責任大学・東北工大)の副責任大学にもなっており、復興人材育成教育コース、教育復興支援、地域復興支援ワンストップサービス・プラットホーム、災害ボランティアステーションーの4事業に取り組む。

 地域復興支援では、被災地域企業の復興、水環境調査、地域景観・まちづくり、商店のマーケティングなど必要とされる支援、サービスなどを実施する。
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