■同一教材で深まる絆
|
2011.12.04 |
東京・小金井第一小
気仙沼・津谷小に読本100冊
国語学習に役立てて/
|
|
|
|
気仙沼市津谷小(長田勝一校長、児童239人)に11月30日、東京都小金井市の小金井第一小(剱持勉校長、児童667人)から国語の読書教材約100冊が贈られた。「同じ教材を共有し、勉強することで、両校の子どもたちの絆(きずな)が一層深まってほしい」と、小金井第一小PTA(古畑俊男会長)が積立金を活用した被災地支援として、同じ教材本を両校に寄贈した。
同日午前3時に車で東京を出発した古畑会長と小金井第一小の小倉勇副校長が、約7時間かけて津谷小に到着し、読書教材を届けた。
校長室で贈呈式があり、古畑会長が「みんなで使って下さい」と声を掛けながら、図書委員会の遠藤裕里委員長、佐藤華凜副委員長と委員の佐藤百(もも)さん、佐藤慎悟君の4人(いずれも6年)に読書教材を手渡した。
小倉副校長は小金井第一小図書委員会の児童が手作りした読書教材の紹介文集を、佐藤副委員長に贈呈した。
児童を代表し佐藤百さんが「本が増えることで、図書室に本を借りに来る人が増えます。私も本を読むのが大好き。贈られた本を大事にして、たくさん読みたいです」と感謝した。
震災後の4月中旬、小金井市子供会育成連合会は「被災者へ学用品を送ろう!」と銘打った被災地支援活動を同市の市立小学校全校に呼び掛けて実施。教職員、児童、保護者や地区民から学用品、児童図書から寄せられた数多くの支援品は、気仙沼市教委を通じて、4月下旬に市内21小学校と5幼稚園に配布された。
津谷小には、小金井第一小からの支援品が届き、それをきっかけに両校の間で、お礼の手紙やメッセージのやりとり、写真を交換するなどの交流が始まった。
こうした経緯を踏まえ、小金井第一小PTAは「被災した児童にも、第一小と同じ国語の教材を共有し、読んでもらうことが遠く離れている間柄でも心と心をつなぐことができるのはないか」と発案。1〜6年生の国語の教科書に掲載している読書教材百数十冊中、約100冊を2冊ずつ購入し、両校に寄贈した。
津谷小では今後、図書室に小金井第一小文庫を設け、大切に保管しながら、児童の国語学習に有効活用していく。 |
|