■階上中卓球部、全国大会へ
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2011.11.19 |
気仙沼・南三陸勢で初
県中学校新人男子団体
被災越え支援励み/
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第31回県中学校新人卓球大会が5日、栗原市若柳総合体育館で開かれ、男子団体で階上(気仙沼市)が初優勝し、来年3月に福井市で開かれる第13回全国中学選抜卓球大会に出場する。県新人大会での気仙沼・南三陸勢の優勝は団体、個人の男女を通じて初めて。東日本大震災で部員の約半数が自宅を流されるなど被災し、体育館が避難所となり練習場確保にも苦労したが、全国から寄せられた支援を励みに、快挙を成し遂げた。
県新人大会には各地区予選を勝ち抜いた36チームが出場。シングルス4、ダブルス1(いずれも11点5ゲームマッチ)の対戦によるトーナメント戦(3試合先取で勝利)で勝負を決した。
階上は初戦の2回戦で玉浦(岩沼市)、3回戦は船迫(柴田町)にいずれも3―0で快勝。準々決勝は利府を3―2、準決勝は万石浦(石巻市)を3―1で破った。
決勝の河南西(石巻市)戦では、シングルス2試合を落として0―2と窮地に追い込まれたが、続くダブルスとシングルスをフルセットで連取して2―2に追いついた。最後のシングルスもフルセットの大接戦。最終第5ゲームでは、8―10と相手にゲームカウントを奪われ絶体絶命のピンチとなったが、栗原俊太選手(2年)が脅威の粘りで4点を連取、12―10の大逆転勝ちをした。
河南西はことしの県中総体で優勝し、1カ月前の練習試合で階上が0―3で完敗した相手。卓球部顧問の小野寺葉子監督は「“絶対に負けられない”と、選手だけでなく応援の保護者も一丸で戦ったことが勝利につながった」と振り返る。
県新人大会の優勝について及川利彦主将(2年)は「毎日の練習の成果」と語り、全国選抜大会に向けては「大きな舞台で1勝できるよう頑張りたい」と抱負を語る。熊谷信弘コーチは「全国のレベルは高いと思うが、冬場の練習で基礎をしっかり練習し、大会に臨みたい」と話す。
震災当日、学校は翌日の卒業式の準備で部活は無かったが、12人の部員全員が持参したラケットは残った。しかし、被災した約半数の部員は自宅に置いていたユニホームやシューズを失った。
震災後は、学校の体育館が避難所になり、教室を使っての練習を続けたが、5月からは、熊谷コーチの知人を介し一関市千厩町奥玉の千厩維新館を土、日曜に借り、そこでの練習の成果もあり春の地区総体優勝を果たした。
春には、失った分のユニホームを注文した愛知県の企業が、部員全員分のユニホームを寄贈。水戸市や徳島市のメーカーからはボール、シューズなどが贈られ、ライバル校の中田中からは義援金が届いた。
小野寺監督は「支援していただいた企業や人々に本当に感謝している。その恩に報いるように全国大会では頑張ってほしい」と選手たちにエールを送る。 |
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