■「テイラー文庫」で夢育んで
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2011.09.07 |
震災で犠牲、米国人外国語指導助手
遺族ら石巻訪れ寄贈
万石浦小など7校に設置/
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東日本大震災で犠牲になった米国人外国語指導助手テイラー・アンダーソンさん=当時(24歳)=が通っていた石巻市の七つの学校に、遺族とアメリカンクラブから「テイラー文庫」が寄贈されることになり、6日、万石浦小(相沢一夫校長、児童420人)で贈呈式が行われた。「日本が大好きだった」というテイラーさんの思いが詰まった文庫は、日米の架け橋となりそうだ。
贈呈式には、テイラーさんの最後の授業を受けた6年生64人、テイラーさんの両親、妹、弟のほか米国大使館、県、石巻市の関係者らが出席。
父親アンディ・アンダーソンさん(53)は「テイラーからの夢を考える手段としての贈り物です」と話し、代表児童に文庫を記念するDVDや本を手渡した。
これに対し、児童を代表し、引地海登君(12)と遠藤亜美さん(12)がテイラーさんから学んだ英語で「優しくて面白かった」「今までありがとう」などと感謝の言葉を述べ、色紙や花束を贈った。
テイラーさんは、2008年度から石巻市の学校に勤務。震災当日は万石浦小校庭で、子どもたちを保護者が迎えに来るまで励まし続け、避難所の万石浦中に送り出した後、自転車で自宅に向かう途中、津波にさらわれた。10日後に遺体が見つかった。
文庫は、本が大好きだったテイラーさんをしのんで設けられた。木工作家遠藤伸一さん(42)=東松島市=が製作した本棚にテイラーさんが好きだった絵本などが並べられる。
遠藤さんは震災で3人の子どもを失い、このうち2人は渡波小でテイラーさんから英語を習った。「テイラー先生はチョウチョのように羽ばたいていたので、翼をイメージして本棚を作った。人気の先生だっただけに残念」と惜しんだ。
贈呈式を前に、石巻グランドホテルでレセプションがあり、亀山紘市長が、アンダーソンさん家族らに感謝状を贈った。
夫妻はこの日、勤務していた鹿妻小と万石浦中も訪れた。7日は稲井幼稚園、稲井中、渡波小・中の各校を訪問し、10日に帰国する。 |
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