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■震災ごみバイオマス燃料に
2011.07.16
気仙沼市
家屋や流木チップに粉砕、搬出
5万立方メートルを山形の発電所へ/
 津波で発生した家屋や流木の木材がれき処理で、気仙沼市はチップに粉砕した上で、村山市の木質バイオマス発電所に搬出する作業を進めている。市にとっては、がれきを有効活用できる利点がある。発電所側も休止中だった事業を再開することで、不足気味の電力供給に貢献しながら被災地の復興を支援する。

 気仙沼市は、重機を使って廃材をチップにする作業を気仙沼終末処理場(川口町)と南運動広場(潮見町)で行っている。今月7日から日量150〜200立方メートルを大型トラックで搬出し、来年3月末までかけ約5万立方メートルの木材チップを運び出す計画。

 市土木課によると、受け入れる発電所側の事業規模に応じ、チップを供給する。搬出総量は市内で発生した可燃ごみの1%程度というが、同課は「震災ごみが、エネルギーとして転用できる意味は大きい」と説明する。

 東京電力福島第1原発事故後、夏場の電力不足が懸念されているだけに「少しでも役立ってほしい」との期待も込める。

 搬出先の木質バイオマス発電所「やまがたグリーンパワー」(村山市)は、2007年に稼働を始め、5月から東日本大震災の影響を受け事業を休止していた。しかし、売電価格の高騰を背景に、復興支援の一環として気仙沼からチップを受け入れることを決めたという。

 1日からは、一般家庭の3500〜4000軒分に当たる2000キロワットの発電能力がある施設で運転を再開している。

 やまがたグリーンパワーの鈴木誠社長(51)は「被災地のチップは、付着するごみなどの除去に手間はかかるが、今後も復興支援の一助として尽力したい」と話す。発電した電力は東北電力に売却する計画だ。
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