トップニュースファイル≫2010年07月
■「にっぽん丸」石巻寄港
2010.07.30
特産品で乗客を歓迎
豪華な船内に見学者感嘆/
 日本有数の大型客船「にっぽん丸」(22,472トン、商船三井客船所有)の初寄港を歓迎する「石巻港サマーフェスタ」が29日、石巻港大手埠頭(ふとう)であった。石巻地方の特産品販売や観光ツアーなどで、首都圏から訪れた乗船客約400人をもてなした。会場は2008年秋に石巻信用金庫の企画ツアーで寄港した「ふじ丸」以来約2年ぶりの大型客船入港に沸いた。予定していた郷土芸能と演奏のステージは悪天候のため中止された。出港時の打ち上げ花火も取りやめた。

 にっぽん丸は「夏休み三陸クルーズ」(28〜31日、横浜−釜石間往復)の往路立ち寄った。正午前、白と濃紺を基調とした巨大な船体が着岸すると、家族連れなどの来場者から歓声が上がった。

 入港セレモニーでは、石巻地区消防本部音楽隊の演奏、シージェッター海斗の水上バイクショーに続き、船を誘致した石巻港大型客船誘致協議会長の亀山紘石巻市長が「市民挙げて歓迎します。豊かな自然、食材王国の石巻を楽しんでください」とあいさつ。海斗らから雄勝石にサン・ファン・バウティスタ号などを描いた石絵の記念品を受け取った白川光春船長は「乗員・乗客を代表して温かな歓待に感謝します」と喜んだ。

 会場には、石巻地方の魚介類や水産加工品などを販売する出店が並び、乗船客は珍しそうにのぞき込んでいた。

 市民の船内見学会も行われた。事前の抽選で選ばれた約80人がコンサートが行われるホール、展望ラウンジ、カジノコーナーなど、3月にリニューアルしたばかりの船内を見て回った。

 祖母と一緒に参加した石巻市田道町2丁目、貞山小1年の杉山心優(みゆ)さんは「船の中に、ミニ映画館や温水プールがあるのでびっくりした。こんな立派な船で旅行をしてみたい」と感想を話した。

 乗船客は停泊している間、石ノ森萬画館やサン・ファン館、奥松島などを巡る5コースのオプショナルツアーに参加し、石巻地方の自然や食、名勝を楽しんだ。

 夜の出港時には、新たに石巻地方から市民ら約60人も乗り込み、三陸沿岸を北上する海の旅に出発した。

【全長170メートル近い大型客船「にっぽん丸」を眺める市民=石巻港大手埠頭】
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM