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■高齢者向け住宅着手
2010.07.30
石巻市中心街
国が補助制度、来年2月完成
サービス充実の賃貸/
 石巻市中心市街地活性化計画の事業の一つに位置づけられた高齢者向け優良賃貸住宅が、テアトル東宝などがあった中央3丁目に建設されることになり、地鎮祭が29日、現地で行われた。入居者は収入に応じて家賃の一部が減免されるほか、希望者には食事が提供される(別料金)などサービスが充実しており、中心部の定住人口増加につながると期待されている。

 高齢者向け優良賃貸住宅「華心」を建設するのは株式会社エムティシー(石巻市中央3丁目、宝誠代表取締役)。敷地面積約1450平方メートル。建物は鉄骨造り6階、延べ床面積約2285平方メートル。34戸を設ける。すべて1LDKで風呂、トイレ付き。1戸分の床面積は46平方メートル。

 1階には地域交流スペースと入居者用の食堂を設ける。地域交流スペースは、入居者ばかりでなく地域住民も対象に健康や介護の相談会を開いたり、地域活動に貸し出したりする。建物はすべてバリアフリー。来年2月半ばに完成する予定だ。工事費は約6億円。

 入居者は60歳以上が基本的な条件。賃貸料(共益費別途)は8万2000〜8万8000円を予定している。9月から入居者を募集する予定。

 地鎮祭にはエムティシーの宝代表や工事関係者、亀山紘市長、浅野亨石巻商工会議所会頭ら約30人が出席。神事を行い、工事の安全を祈った。

 宝代表は「国、県とソフト事業でやりとりが長引き、着工が遅れた。既に問い合わせが来ている。どれだけの入居希望者があるかが、今後の同様の事業に影響する」と語った。

 高齢者向け優良賃貸住宅は、国が補助制度を設けて推進している。高齢者が安心して安全に暮らせる住居を、民間活力を生かして提供するのが狙い。事業主は、整備費や家賃の減免に対する助成が受けられる。

 石巻では3年ほど前に構想が持ち上がり、丸本組(石巻市八幡町、須田輝夫社長)が協力して計画を進めてきた。先ごろ、県の認可と国の着工許可が下りた。仙台市以外では初の物件となる。
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