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■「富県宮城」へ提言
2010.07.21
鍵は連携と独自性
農林漁業振興 一体で/
 県は20日、富県宮城推進「東部地域懇談会」を県石巻合同庁舎で開いた。宮城の将来ビジョン(2007〜16年度)の柱の一つである「富県宮城の実現−県内総生産10兆円への挑戦」に向け、石巻地方から提言を聞いた。商工、農業、林業、水産業、金融の代表者が富県宮城の推進へ「団体の垣根を越えた観光連携」「農林漁業の振興を一体的に考える」「輸出と人材育成の強化」などを求めた。若生正博副知事は「富県戦略の成功事例は点だが、それを面的な広がりにしたい。石巻圏域はポテンシャルの高い地域」と期待した。

 懇談会には、産学官の代表と担当者ら約80人が出席。各分野を代表して四野見守男・協和産業社長、太田実・道の駅上品の郷駅長、高橋貞夫・山大社長、高橋正典・高政社長、高橋賢志・石巻信用金庫理事長の5人が富県宮城推進と石巻圏域の産業振興・地域活性化に向けて意見を述べた。

 四野見社長は「石巻港の生かし方が課題。1社の力だけで企業は成り立たない。石巻圏では連携して独自の産業をつくり出していくことがテーマとなる」と強調した。

 太田駅長は「アイデアを開発に結び付け、行動に移す。夢を追い、誰もやらないことをすることが大事」と述べた。

 高橋山大社長は、中古住宅の流通に役立つ「200年住宅」の必要性を説いたほか、「地域の活性化は農林漁業を一緒に考えていかないと駄目だ」と指摘した。

 高橋高政社長は「前浜だけでなく、海外から原料を輸入することも富県の課題。原料調達に目を向けた施策が必要だ」と話した。

 高橋理事長は「国際市場に進出できるつなぎ役を県にしてほしい。輸出も大事。経営能力のある人材育成にも力を入れて」と提案した。

 懇談会は、県内7地区で開催。各会場の意見を富県宮城の推進に生かす。
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