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■大沢楽隊90周年を祝福
2010.07.13
晴れやかジンタ
石巻河南地区の農民バンド/
 大正、昭和、平成とジンタの音楽を継承してきた石巻市河南地区の農民バンド「大沢楽隊」(渡辺喜一楽長、5人)の創立90周年祝賀会が11日、遊楽館で開かれた。全国で唯一ジンタを演奏し、地域の文化活動をけん引する楽隊は地域の宝であり、多くの参列者が90年続く活動をたたえた。

 地域住民らでつくる実行委員会(窪田壮一委員長)が主催した式典には渡辺楽長(84)、桜井保さん(70)、広瀬宗夫さん(74)、木村栄二さん(78)、木村匡一さん(81)のメンバー5人をはじめ、地域住民、来賓の亀山紘市長らが出席した。

 北村小6年佐々木まゆさんが「大沢楽隊のみなさんの演奏が運動会を盛り上げてくれます。全国的に有名であることを知り誇りに思いました。ずっと続けてほしい」と感想を朗読した。

 楽隊は、おなじみのえんじ色のブレザーに淡いグレーのズボン、水玉模様の赤いネクタイのおそろいのユニホームで舞台に上がった。トークを交えて郷愁を誘う懐かしい演奏を披露し、大きな拍手を浴びた。

 楽隊は1920年代初めに結成。クラリネットやトランペット、トロンボーン、ゴロス(大太鼓)、ケース(小太鼓)の5人編成で伝統を引き継いできた。「ジンタ」は、昔懐かしいワルツのリズム「ジンタッタ、ジンタッタ」から名付けられたという。北村小の運動会をはじめ、お祭りなど地域行事で演奏してきた。

 渡辺楽長は「みなさんの協力と理解があって、ここまで来ることができた。ますます張り切って可能な限り頑張っていきたい」と謝辞を述べた。

 楽隊の歴史や研究者らの寄稿などを満載した記念誌も発刊した。

【創立90周年を祝った式典で演奏を披露する大沢楽隊=遊楽館】
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