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■サケ稚魚河川放流
2010.02.19
小泉川鮭増殖組合
160万匹元気に旅立ち
組合員 数年後の再会願う/
 気仙沼市本吉町の小泉川(津谷川)でサケのふ化・放流事業に取り組む小泉川鮭増殖組合(及川安五郎組合長)は18日、サケの稚魚160万匹を河川放流した。今季初の放流で、4月25日までに計6、7回の作業を予定し、計1120万匹の稚魚を放流する。

 組合員9人と県漁協大谷本吉支所、本吉総合支所産業課の職員らが同市本吉町新圃の沢にあるサケふ化場に集合し、放流作業を行った。雪が降りしきる中、稚魚を飼育しているふ化場の水槽の水をせき止めるせき板を外すと、稚魚は、飼育水槽から流れた出た大量の水とともに、ふ化場から川につながる延長約100メートルの水路を通って小泉川に投入された。

 以前は、稚魚をふ化場からトラックで下流の採捕場まで運んでから河川に放流していたが、運搬による稚魚のストレスを無くすため、3年前から水路を通じて直接河川に放流する方式になった。

 今回放流された稚魚は、昨年10月末ごろに小泉川で捕獲された親サケから採卵した60万匹と、同時期に大川(気仙沼市)と江合川(登米市)から譲り受けた合わせて100万匹。平均体重は1・5グラムと昨年の初放流時(2月17日)より0・1グラムほど大きく、「成育は順調だった」(同組合)という。

 放流された稚魚は1週間ほどで海に出た後、しばらくは小泉海岸の沿岸を回遊。水温が高くなる5月末から6月上旬ごろに北洋の海を目指して旅立ち、3?5年後、親サケとなって小泉川に戻ってくる。

 今季は、親サケの捕獲数が8万3955匹で過去最多となり、人工ふ化に取り組む河川としては2007年度以来の県内トップに返り咲いた。作業に当たった組合員たちは、今回放流した稚魚も元気に大きく育って、4、5年後に立派な親サケになって小泉川に戻ってくるよう期待していた。
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