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■救急の「お断り」解消へ
2010.02.17
石巻赤十字病院センター設置で急増
対応後の受け入れ地元各病院に要請/
 石巻赤十字病院(飯沼一宇院長)は、今月から救急対応を終えた重篤患者の受け入れ態勢づくりに乗りだした。1月だけで昨年1年間(25人)に匹敵する19人の救急患者の受け入れができなかったためだ。同病院によると、原因は入院ベッドの満床。ベッドを空けることで「お断り」を解消したい考え。関係医療機関の協力を得て後方支援体制を確立し、救急医療の充実を目指していく方針だ。

 石巻医療圏の救急医療は、昨年7月に救命救急センターを設置した石巻赤十字病院に集中しているのが現状だ。

 ほかの病院のうち、石巻市立病院は「できるだけ受け入れるようにしたいが、救急を診られる医師がいないと断るケースもあり、要請に応えられないのが現状」と説明。ベッドが空いていても、実際には受け入れが困難という。

 三陸道が北へ延伸していることもあって、石巻赤十字病院には登米地方や南三陸町からの搬送も増加。1月は「ベッドが満床になり、機能できない状況」になった。

 危機感を強めた石巻赤十字病院は「救急対応が終わった段階の患者を受け入れる環境を整えることが必要」と指摘。石巻医療圏をはじめ、登米地方や南三陸町の病院に対し、急性期を脱した患者を受け入れてくれるよう個々の病院に出向き、協力要請を始めている。

 既に登米市立佐沼病院を訪問し、今後4月までにほかの病院も回った上で実務に入る。

 石巻赤十字病院には、救命救急センターの10床、感染病床4床を含む402床の入院ベッドがある。しかし、手術予定や救急を含め、1日40?45床を空けておかないと「お断りせざるを得ない状況」という。

 金田巌副院長兼地域医療連携室長は「地元の病院に受け入れてもらうことで、地域の救急医療が成り立つ。どのような患者を、どれぐらい受け入れ可能なのかについて協力病院と詰めていきたい」と話している。
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