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■石巻駅前 ランチ客争奪戦
2010.02.16
新市庁舎来月移転 800人の市職員ターゲット
格安うどん店、弁当店開店 エスタ各テナントも対応/
 3月に移転する新石巻市庁舎に勤務する市職員約800人をターゲットにしたランチ戦争が、JR石巻駅前周辺で始まった。穀町通りでは、老舗製めん会社が本社の一角に格安うどん店をオープン。その向かい側では、260円で買える格安の弁当店も営業を始めた。おひざ元である移転先の旧さくら野ビルも、1階のエスタで各テナントが新メニューなどを考案、他店を迎え撃つ態勢に入った。年間1億円近くともいわれる本庁舎職員の昼食代の行方は?

 うどん店を開業したのは創業135年という「かのまたや」(石巻市穀町、伊藤商社長)。本社事務所の一部を食堂に改装し、セルフサービス式で10日に営業を始めた。

 メニューは、かけうどん、釜揚げうどん、ざるうどんが各230円。ちくわ天、かきあげ、えび天、いか天(80〜140円)などのトッピングも豊富。自家製めんを使った石巻焼きそば、おにぎりもあり、500円あれば昼食には十分という。

 同社は製めんを本業とし、外部にうどん・そば店「紅ばら」など8店を展開。市役所移転が浮上した段階で本社に飲食部門を設け、温かいうどんなどを提供しようと計画を進めてきた。「自家製めんだから安く提供できる。うどんもこしを強めにし歯ごたえを出した」と伊藤康常務は話す。

 260円弁当を売りにする弁当店「デリカワールド キッチンQ」は9日、日本政策金融公庫石巻店隣で営業を開始した。マルエ(石巻市青葉東、江刺公夫社長)が出店し、青葉東、東松島市赤井に次ぐ3店舗目。

 カレーライス、和風おろしハンバーグ弁当などが260円、カキフライ弁当、かつ丼、えび天丼、彩弁当などが299円。30種の弁当に加え、サラダなどのサイドメニューも充実している。

 うどん店、弁当店とも平日のランチタイムに勝負をかける。営業時間は、かのまたやが午前11時〜午後2時半、定休は土日曜。マルエの弁当店は午前11時〜午後2時、定休は日曜。

 一方、エスタの各テナントは市庁舎移転が近づき「これまでは厳しかったが、ようやく来店者が増え、売り上げ増につながりそう」と期待する。

 テナントのうち杉山商店(石巻市千石町、杉山梅治代表取締役)の製パン店「オレンジパパ」は「新しいメニュー作りに取りかかり、移転に備えたい。質、ボリューム、価格的にも魅力ある内容にしたい」としている。

 新石巻市庁舎は1回目の移転作業が終了した翌日の3月8日に業務の一部を開始。23日から支所を除くすべての業務が新庁舎で始まる。移転計画では759人の職員。アルバイトを含めると約800人が新庁舎に入る。
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