■奇祭アンバサン
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2010.02.09 |
今年も健康 大漁だ 満作だ
顔にすす 石巻・長面/
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顔にすすを塗って無病息災などを祈願する奇祭「アンバサン」が7日、石巻市長面の大杉神社(高橋範英宮司)であった。300年以上の歴史がある伝統行事。参加者たちは「今年も健康で過ごせる」「豊漁、豊作になる」と笑顔を見せた。
高台にある神社に総代や地区役員、氏子青年会会員ら約40人が集まった。すすの付いた輪切りのダイコンを用意。神事に続き、高橋宮司が玉ぐしをささげた人の顔にダイコンですすを塗った。見物に来た女性や子どもたちも顔にすすを塗ってもらった。
この後、参加者全員で「安波大杉大明神 悪魔をはろうて ヨーヤナー ヨーヤ ヨーヤ ヨーヤナー 大漁だ 大漁だ 満作満作 満作だ」との唱和を3回繰り返し、豊漁豊作などを祈った。
行政委員の山本弘さん(67)は「この祭りで一年が始まる。今年も健康で暮らせる」と話した。
かつて地域には嫁いできた花嫁がお参りの際に、すすを塗ってもらう慣習があった。また、地区内を練り歩き、沿道の住民にすすを塗った時代も。しかし、嫁いでくる花嫁が年々少なくなり、現在のような形になったという。
高橋宮司によると、大杉神社の鎮座する地は「あんば」と呼ばれ、「安らかな波になるように」との願いから「アンバサン」になったという。すすは、地域で焼きハゼを作っている榊正吾さんが毎年奉納している。
【無病息災などを祈り、宮司にすすを塗ってもらう役員=石巻市長面の大杉神社】 |
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