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■幸呼ぶ声浜に響く
2010.01.12
気仙沼・唐桑「えべっしょ・かせどり」
小正月行事楽しむ/
 気仙沼市唐桑町舘地区で10日、小正月の伝統行事「えべっしょ・かせどり」が行われた。地元の子供たちが板をカツオの形に切った「鰹木(かつのき)」を持って家々を回り、大漁や家内安全を祈願した。

 舘地区子ども会育成会(熊谷勝敏会長)が主催し幼稚園児から中学生までの約40人と保護者ら約25人が参加。小田、岩井沢、舘の各漁港でお神酒を海にまき「大漁」と書かれた鰹木を海水で清めた後、地域内の約150軒を訪ね歩いた。

 男の子は「えべっしょ(恵比寿魚)」と元気な声を上げて鰹木を手渡し、女の子はアワビの貝殻を入れたざるを戸口で振って鳴らし、厄払いした。訪問を受けた家の人たちはご祝儀やお菓子を配り、子供たちをねぎらった。

 訪問を受けた唐桑町小田の熊谷きり子さん(78)は「昔からの行事が続くのはいいこと。毎年、楽しみにしています」と話していた。

 えべっしょ・かせどりは江戸時代に始まり、戦後廃れたものを育成会の行事として30年ほど前に復活させたという。
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