■「農商工連携」へ視察交流
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2009.11.18 |
味良く高価なムラサキシメジ
生産者と飲食関係者が栽培地訪問/
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味が良く入手が困難なムラサキシメジを、県の新たな林産物として普及させる取り組みが石巻地方でも展開されている。17日に石巻市北上町で栽培地視察と試食会があり、今年の作柄や食味について意見を交わした。生産技術が確立すれば、高価なキノコとして販売が見込めそう。参加者は県の事業推進に期待している。
栽培地視察には、生産者と、ムラサキシメジを使った料理を提供する飲食関係者、事業を進める県東部地方振興事務所林業振興部の担当者計30人が参加。里山の斜面を利用した栽培地を見ながら、県の説明を聞いた。
近くの追分温泉で試食会も実施。同事務所林業振興部の勝又敏彦部長が「生で販売するだけでなく、料理にして提供する方法もある。生産、販売の連携を強め素材を生かそう」とあいさつした。
ムラサキシメジを入れて炊いたご飯、汁、天ぷら、茶わん蒸し、ホオ葉焼きなど8品を味わった。商業の傍ら森林管理をしている桜井哲夫さん(73)=東松島市宮戸=は「中でも天ぷらがおいしい。山のうまみが凝縮しているという感じ」と話していた。
県は、林業家や農家に里山でムラサキシメジを育ててもらい、森林の管理も進める試みを2006年度に開始。08年度は県全体で1万6800床で6・3トンを生産した。09年度は1万8000床で6・8トンを生産する見通し。
石巻地方では今年、石巻、東松島両市の21人が480床で栽培に取り組んでいる。5月下旬に重さ1・2キロ程度の菌床を雑木林などに設置。養分となる落ち葉を大量にかぶせるなどし、半年にわたって管理してきた。
栽培指導に当たった県東部地方振興事務所林業振興部によると、今年は台風18号で水分が十分供給され、その後の気温低下でムラサキシメジの菌糸が刺激を受けて例年より1週間ほど早く採取ができたという。採取を終えた地区もあるが、条件が良ければ12月上旬まで採取できる見込み。
【斜面の平らな部分に造ったムラサキシメジの栽培地を視察する関係者=石巻市北上町】 |
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