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■石巻初の郊外型店1月に撤退
2009.08.30
イトーヨーカドー中里店
売り上げ減少
蛇田地区に客足奪われる/
 イトーヨーカドー石巻中里店(富田幸三店長)が来年1月中旬に閉店することが29日、分かった。石巻市蛇田地区に集積する新たな商業施設や景気低迷などの影響を受け、売り上げはピーク時の6割まで落ち込み、27年の歴史に幕を下ろすことになった。石巻市の郊外型大型店第1号の撤退に、市民から惜しむ声が上がっている。

 流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが、石巻中里店をはじめ、イトーヨーカドーの不採算店舗4店を閉店する方針を固めていた。

 石巻中里店(店舗面積約3300平方メートル)は1982年6月、サンエーと業務提携し、共同出店した。開店当初は、郊外型初の大型店として注目を浴びた。中里バイパスの商業地の拠点として多くの買い物客でにぎわった。ピーク時98年の売り上げは80億円を超えた。

 だが、蛇田地区に大型ショッピングセンターなどが開店し、客足を奪われるなど販売が低迷。近年の売り上げは絶頂期の6割まで減少していた。

 富田店長は「消費減退などいろいろな要因が重なった。(閉店は)たいへん残念」と話し、既に石巻市や石巻商工会議所など関係機関に閉店する意向を伝えたという。

 正社員30人を含め約200人の従業員の処遇については「今後面談し決めていく」としている。

 石巻商工会議所の浅野亨会頭は「閉店は残念だ。しっかりと従業員の雇用対策をしないといけない。蛇田地区へ加速する消費を中心部に戻すため、中心市街地活性化計画を早く仕上げなければならない」と話している。

 東松島市の会社員女性(46)は「職場が近くにあり、入社当時から利用している。なくなるのは寂しい」と残念がった。

 閉店後は、建物を取り壊し、新たに商業施設を建設する構想があるという。
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