■漁業新時代の期待乗せ
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2009.07.31 |
単船操業でコスト削減
新型巻き網船 完成
石巻を拠点、来月2日出港/
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石巻地域の漁業の構造改革を検討する「石巻地域プロジェクト協議会」(会長・河村五郎石巻魚市場買受人協同組合代表理事)の事業で、建造が進められた単船巻き網船「第2たいよう丸」(415トン、25人乗り組み)が完成し、8月2日に石巻漁港を出港する。コスト削減と漁獲物の付加価値向上を図る新造船に、関係者は「持続可能な漁業を展開する第一歩」と期待を寄せている。
第2たいよう丸は、寿丸津田漁業部(石巻市)と、大洋エーアンドエフ(東京都)が共同で建造した。建造費は、漁網などの資材を含めて約24億円。
通常の巻き網漁は、本船、運搬船、探索船の計4隻(計755トン)で船団を組み、50人体制で操業する。第2たいよう丸は、各船の役割をすべて1隻に集約した「スーパー巻き網船」だ。
このため、船団方式に比べて年間経費が大きく減り、12億円から6億円に半減する見込み。また船体の軽量化などで省エネルギー化を図ったほか、最新の急速冷凍機なども導入。コストを大幅に削減した上、漁獲物の付加価値向上が図られる。「少ない漁獲で採算を取る新しい漁業の在り方を目指す」(水産関係者)という。
第2たいよう丸は、石巻漁港を拠点とし、三陸沖を中心に周年で操業する。8?9月は船凍カツオが主体となり、10?2月は船凍サバを漁獲。春は船凍カツオ・マグロを水揚げする。
同船の操業開始に伴って、石巻漁港は水揚げ量の増加が期待できるほか、船の修繕や食料品の積み込みなど、地元経済にも大きな波及効果が期待されている。
第2たいよう丸は、清水港で今年2月に進水式を終えた。各種設備の取り付けを完了し、完成披露が今月27日に石巻漁港であった。現在は石巻近海で試験運転中。順調に進めば、2日午前10時に石巻から出港する予定。
同船は、石巻地域プロジェクト協議会の第一弾事業として建造を進めてきた。漁業の改革計画として、全国で7番目に国の認定を受けた。改革計画期間内の2009?11年度は、赤字操業の場合でも国が一部を補てんするという。 |
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