■80代夫妻が善意1500万円
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2009.06.30 |
「石巻市のため役立てて」
日和が丘 人見富夫さん、朋子さん
奨学金、毛利コレ施設へ/
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石巻市日和が丘3丁目の人見富夫さん(85)、朋子さん(84)夫妻が29日、現金1500万円を石巻市に寄付した。1000万円は奨学金制度の充実、500万円は毛利コレクション収蔵展示施設の整備推進のため。いずれの分野への寄付も最高額となる。市はそれぞれの基金に積み立て、夫妻の善意を有効に役立てる。
人見さん夫妻が市役所市長室を訪問、亀山紘市長に現金を差し出し「石巻の活性化に向け、ほんの少しのお手伝い。二人でお世話になった石巻のために役立ちたいと思った」と述べた。
亀山市長は「お二人は教育や行政の分野などでこれまでもご活躍している。その上、あらためて教育と文化振興のために多額の寄付をくださる。本当にありがたい」と感謝した。
朋子さんは石巻、山下、湊などの小学校で教師を30年以上勤め、娘3人を育て上げた。旧石巻市議1期。「教育を充実させることが石巻にとって何より大切。経済的に厳しくて進学できないと困る人が、石巻にはいてほしくない」と話した。
●篤志基金で運用/
市は篤志家の寄付金を運用している「篤志奨学資金貸付基金」に、新たに「人見朋子基金」を加えて運用。収益を奨学金の貸し付けに充てる。篤志基金には「稲井三治基金」(900万円)などがある。奨学金への寄付はこれまで旧市時代も含めて49件、2551万円余りに上る。
市は基金の利子収入などで独自の奨学金制度を実施。高校生に月額1万5000円、大学生に3万5000円を学資として貸与している。本年度は103人の奨学生がおり、貸与総額は3654万円。
一方、警察官として石巻署などにも勤務した富夫さんは「毛利コレクションの展示施設を文化センターに整備するそうなので、何かお手伝いしたいと思った。石巻の文化を大切にしてほしい」と述べた。
●募金活動の力に/
市が設置する毛利コレクション等収蔵展示施設建設基金の積立額は、これで約2500万円に上った。目標額(5000万円)の半分をクリアしたことになる。
亀山市長は「これから本格化する募金活動に、この寄付は大きなインパクトになる」と期待した。
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