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■土井市長 笑顔で退任
2009.04.29
石巻・職員にあいさつ
「失敗恐れず努力を」/
 石巻市長選で再選を逸した土井喜美夫市長が二十八日、市長としての任期を満了し、市職員らに退任のあいさつをした。旧市時代を含めると六年余り勤務した市庁舎に別れを告げた。土井市長を補佐してきた三浦修三副市長も、同時に退任した。

 石巻中央公民館に集まった約百五十人の職員に対し、土井市長は「皆さんには仕事を通じて本当にお世話になった。旧市を含め通算六年間。わたしにとって長く感じる期間だった。皆さんは精いっぱい努力してくれた」と感謝した。

 行政の仕事については積極性が大切とする持論を展開。「何もしなければ、失敗しない。思い切ってやれば、成功と失敗がついて回る。失敗を恐れず、努力してほしい。失敗しても市民のために一生懸命やった結果なら、拍手を送るべきだ。市民の福祉向上を願う市政ならば、理解してもらえるだろう」と述べた。

 市長としての思い出に関して「合併実現など手柄話になってしまうので言わないが、今はさわやかな気持ち。皆さんと手を携えてやった仕事は一生の思い出、宝だ。市民のために今後も全力を尽くしてほしい」と述べた。

 三浦副市長は「地方自治体を取り巻く情勢は厳しいが、市民のため皆さんとともに市政運営してきた。自己都合でわたしが先に戦線離脱するのは心苦しい。厳しい時代を精いっぱい頑張って乗り切ってほしい」と激励した。

 退任あいさつ後、二人は市役所玄関前で女性職員から花束の贈呈を受けた。大勢の職員が見送る中、晴れやかな笑顔を見せて公用車で退庁した。

 退任式前の記者会見で、土井市長は今後の身の振り方に言及。「あれだけすごい戦い(選挙)をしたばかり。まだ先のことは分からない。しばらくのんびりした後、みんなと今後のことをゆっくり考えてみたい」と話した。住まいについては、市長公舎だった現在の住居を自分で借り上げて居住を継続する考えという。
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