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■160センチ縄文人人形歓迎
2009.03.28
奥松島歴史資料館
あすリニューアルオープン
見やすくなったよ!!/
 改修のため休館していた東松島市宮戸の奥松島縄文村歴史資料館(千葉幸子館長)が29日、リニューアルオープンする。等身大の縄文人人形や土器などのレプリカ(復元品)、イラスト付きパネルを設置し、子どもたちにも「見やすく分かりやすい展示」を目指す。当日は入館無料で、記念企画展と歴史講座がある。

 近くにある里浜貝塚(国史跡)の出土品を紹介する常設展示コーナーでは、土器や釣り針などの遺物にイラスト入りの解説パネルを添え、縄文の暮らしぶりがイメージできるように工夫した。

 実際に魚や肉を煮た土器をはじめ、もりやヤスなどの漁具、弓矢のレプリカを各所に配置する。繊維強化プラスチックと発泡スチロールでできた縄文人人形は身長一六〇センチ。里浜貝塚から出た人骨を元に、三十歳の男性を復元した。丸木舟でマグロ漁する様子を再現した迫力ある姿が子どもたちの人気を集めそうだ。

 抜歯や虫歯跡のある頭蓋(ずがい)骨三体、現代人との違いを比較できる骨格の展示が新たにお目見えする。

 収蔵庫の一部にも展示スペースを設ける。これまで展示できなかった遺物の一部や考古学関係の本・資料を公開する。

 菅原弘樹主任学芸員は改修のコンセプトを「子どもたちや縄文に詳しくない人でも楽しめる展示」と説明する。

 記念企画展は「縄文人のわざとこころ」がテーマ。是川遺跡(八戸市)で出土した漆の土器や漆塗りの骨角器など約百点が観覧できる。女性の首に掛けられていた男性の指骨の飾り(大崎市鹿島台出)、幼児の足形が付いた土製のアクセサリー(青森・三内丸山遺跡出)など、珍しい遺物もある。五月二十四日まで。

 菅原さんは「縄文の優れたデザインや技術を見ることができる。推測が難しい縄文人の心や愛情を示唆する装飾品などもあるので、この機会に見てほしい」と話す。

 特別イベントの「じょうもんサロン」(二十九日午後二時)では、岡村道雄名誉館長(奈良文化財研究所名誉研究員)が講演。「ここまでわかってきた縄文時代」をテーマに、ロマンあふれる縄文の魅力を紹介する。参加無料(要予約)。

 改修工事は一九九二年の開館以来初めて。施設の老朽化などに伴い、常設展示スペースと外装を中心に手当てした。〇七年から二カ年度の国保存活用事業で事業費は約千四百万円。

 開館時間午前九時−午後四時半(原則水曜休館)。問い合わせは縄文村歴史資料館(88)3927へ。
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