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■北上川・運河交流館が無人化
2009.03.27
石巻・4月から 業務見直し余波
来館者対応、防犯上の心配も/
 北上川・運河交流館「水の洞窟(どうくつ)」(石巻市水押)が四月から無人化になる。道路特定財源の使い道に批判が高まる中、仙台市青葉区の道路資料館「みちあむ」が閉館するなど、国土交通省が支出の見直しや類似施設の存続検討を進めており、運河交流館もその余波を受けた格好。子どもを対象にしたワークショップがなくなることや、防犯上の問題を懸念する声が市民から上がりそうだ。

/国交省 職員が定期的に巡回/

 運河交流館は、国交省が市民の自由な活動を支援しようと整備。一九九九年七月に完成、今年オープン十周年を迎える。

 道路特定財源の不適切支出が相次いで発覚し、無駄遣いを指摘する声や投資効果への疑問の声が高まる中、国交省は関係業務の執行のあり方を検討してきた。県内では、昨年、全国唯一の道路博物館「みちあむ」を閉館したほか、遊べる川のミュージアム「学水館あぶくま」(角田市)を無人化にした。

 運河交流館は、展示スペースのある交流棟と学習棟(地下一階)がある日本初の運河専門館。国交省が石巻市の「まちづくりまんぼう」に管理運営を委託し、年間九百五十万円を支払っていた。三月末で契約を解除する。

 交流館にはこれまでスタッフ二人が常時勤務。来館者の対応のほか、毎月第一、三日曜日にはワークショップを開き、地域の子どもたちがスライムやキーホルダー作りなどを楽しんでいた。

 施設自体が土手の中に埋もれていて、遊歩道や周辺環境と調和した造りになっている。地元住民だけでなく、県内外から年間約一万七千−八千人でにぎわう人気施設だけに、無人化を寂しがる人たちは多い。

 散歩で立ち寄るという近くの男性は「誰もいなくなると、防犯上心配だ」と指摘。親子で遊びに来る主婦は「子どもたちが楽しんできたイベントがなくなり、寂しくなる」と話し、有人化の再検討を望む。

 東北地方整備局北上川下流河川事務所は「人を配置しなくても、見てもらう手法はある。セキュリティーをしっかりし、職員が定期的に巡回して来館者の対応もしたい」(調査課)と話している。

 同事務所は二十六日、無人化に関する張り紙をして市民に理解を求めている。四月以降の開館時間は、これまでと同じ午前九時から午後五時。水曜日が休館。問い合わせは、河川事務所調査課(94)9847。
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