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■生き生き昭和の石巻
2009.01.04
戦前中心のフィルムをDVD化
歯科医鈴木さん
市民運動会や赤ちゃんコンクール…/
 戦前を中心にした昭和の石巻市内の様子を、ムービーカメラで撮影した映像がDVD化された。同市立町一丁目の歯科医鈴木稔さん(五四)の祖父が主に撮影した16ミリと8ミリフィルムを基に、Keiei企画(同市中央二丁目、奥村恵英代表)が編集、制作。販売も始めた。昭和十(一九三五)年前後をメーンに、昭和三十年代ごろの石巻も収められている。今のところこうした映像は見つかっておらず、鮮明な映像は当時を知る貴重な歴史資料として注目されている。

 DVDのタイトルは「石巻 昭和の16ミリ−古き良き時代の石巻が今、時を越えて…」。現在の石巻市女高グラウンドで開かれた市民運動会、羽黒山のお祭りと日和山、石巻駅と山内習市長(第七代、任期・昭和三十年五月−三十三年四月)、北上川のボート遊び、宝来寿司付近であった赤ちゃんコンクール、水押球場(現在の石巻野球場)の落成と早慶戦(昭和八年)、内海橋など十項目の内容を約二十分にまとめた。

 街を歩く人たちの服装や、運動会に興じる市民の笑顔などが生き生きと撮影してある。北上川や水押球場、岡田座なども映っているが、赤ちゃんコンクールを知る人はあまりいないという。

 これらの映像は、九月に開かれた「街に恋(こい)祭り」(アイトピア商店街振興組合、橋通り商店街主催)で三日間、上映。来場者から「懐かしい風景がたくさんあり、古き良き時代が伝わってくる」「戦前の石巻を見るのは初めて。ぜひ映像をDVDにして」という感想や要望が相次いだ。

 Keiei企画の奥村さんや桜井健司さんらアイトピアの有志が「市民のニーズに応えるだけでなく、石巻の良さを街の歴史に載せて発信しよう」と立ち上がった。フィルム所有者の鈴木さんから了解を取り付け、今月半ばに完成させた。

 制作したDVDは初版分が百枚。要望があれば増やす予定。また、基になったフィルムの撮影時間は一次編集された部分だけで約九十分。奥村さんは「状況を見ながらほかのシーンで第二弾を考えたい」と話している。

 価格は税込み千円。アイトピアの「ファッション・イン・サクライ」と「京屋」などで販売している。問い合わせは桜井健司さん(22)0804へ。
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