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■オートバイで豪州横断
2008.12.28
砂漠越え4800キロを走破
ホンダ販売石巻岡社長ら4人
感動の9日間「次は縦断」早くも決意/
 オートバイでのオーストラリア大陸横断に挑戦したホンダ販売石巻=石巻市清水町二丁目=の岡正博社長(六四)ら四人が、約四千八百キロの行程を見事に走破し、このほど無事に帰国した。岡社長は「事故なくゴールできた時はほっとした」と達成感を噛み締めながらも、「次は縦断」と早くも夢の続きを見据えている。

 岡社長のほか、同市門脇町五丁目の鈴木直道さん(六五)、同市北上町十三浜の佐藤雄二さん(六〇)、岩手県の五十代男性が参加した。

 大陸南西部のパースを出発し、海岸線に沿うように東進。砂漠地帯を突っ切り、アデレードを経由して東海岸のシドニーにゴールした。九日間、四千八百四十二キロの冒険だった。

 三日目からの三日間は、砂漠の真ん中をひたすら走った。一日の最高走行距離は八百キロを超えた。周囲三百六十度に広がる地平線と、空に向かって伸びるかのような真っすぐな道。代わり映えしない景色に飽きるのではなく「走れば走るほど感動した。地球の広さを感じた」(岡社長)という。

 すれ違うのは大型トレーラーのみで、約五百キロに一カ所、モーテルや給油所があるだけ。旅行者の姿は全くない。「ほかに良い土地があるのに、こんな砂漠を走るなんてクレイジーだ」と現地の人に言われたという。そう振り返る表情は、どこか誇らしげだ。

 オートバイは、出国前に現地のレンタルバイクを探したが、どうしても条件が合わない。そこで、現地のホンダのグループ会社に相談すると、希望通りの条件で新車を貸してくれた。実は、対応した副社長が石巻出身で、岡社長のことを知っていたという。同郷のきずなが異国の地でつながった。

 不安材料だった天候にも恵まれた。パースに着いた初日の気温は一七度。例年なら四〇度を超す砂漠地帯でも三〇度前後までしか上がらず、体調維持を助けた。

 満天の星空も堪能した。岡社長は「念願だった南十字星も見られた。見上げると星が降ってくるような感覚。幼いころに見ていた空を思い出した」と感激していた。

 縦断への挑戦は出発前から目標にしていた。「大陸に南十字星を描く。時期は決めていないが、絶対に行く」。決意は固い。横断の道のりをペンでなぞった地図には、既に縦のラインも描いてあった。
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