■規制で多くが生活支障
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2008.11.26 |
松島管理計画市アンケート
東松島宮戸、野蒜
緩和望む意識強く/
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特別名勝松島保存管理計画エリアの東松島市宮戸、野蒜地域の住民は、国の文化財や特別名勝指定に対する認識は高い一方で、多くの人が同計画の規制により日常生活や地域活性化に支障と感じていることが、同市が実施したアンケートで分かった。県が両地域で実施した住民懇談会でも同様の不満が出されており、住民側に規制緩和を求める意識の根強さがあらためて浮き彫りとなった。
市が宮戸、鳴瀬両地域の将来の土地利用を探る同松島グランドデザイン策定作業の一環で九、十月に実施。宮戸地域の四地区(里浜、月浜、大浜、室浜)の全二百六十八戸、野蒜地域は全世帯の一割を無作為に抽出した百七十戸を対象に行い、回収率は宮戸地域が57・8パーセント(百五十五戸)、野蒜地域が34・3パーセント(六十五戸)だった。
調査は十八項目。各地区ごとの集計で、松島が国指定の文化財という認識度では両地域とも「知っている」としたのが100パーセント近くに達し、居住地が特別名勝指定地ということに対しても高率だった。
その一方、保存管理計画が生活に影響を与えているとしたのは、宮戸、野蒜両地域とも半数を超えた。その理由としては漁業などの生業の施設整備や住宅建築が自由にできないことを挙げた。
今後の住宅などの建て替え計画があるかとの質問では、宮戸、野蒜両地域とも半数近くが予定していた。建て替え場所は全地域とも現在地を挙げたのが最も多く、建築規模も同程度との意見が目立ち、建築制限などの規制を強く意識していることを示した。
地域の良さや自慢は両地域とも自然環境がトップで、魚介類や人柄と続いた。居住継続の質問では両地域とも大半が今後も住み続けたいとした。地域に必要なものでは公共交通機関や公共施設を求めている。
アンケートをまとめた市の同デザインプロジェクトチームは「保全と開発のバランスのとれた規制が望まれている」としている。
課題に対応しデザイン検討/
県の特別名勝松島保存管理計画の見直しを踏まえ、東松島市が独自に進める宮戸、野蒜両地域の土地利用を探る同松島グランドデザインプロジェクトチーム(本部長・木村優一企画政策部長)の第五回会議が二十五日、市役所であり、両地域の課題に対応しながら将来の基盤、環境整備などを検討していくことを確認した。
会議には市、地元住民代表者のメンバーら二十五人が出席。宮戸、野蒜地域の現況や九、十月の保存管理計画懇談会で出された住民の意見を踏まえ、地域の課題を探った。
地域の将来像では文化財の保存をはじめ、多角的に検討。出席者から「保護だけでなく、文化財の具体的な活用策も必要だ」「里浜地区に観光船を発着させるなど、海辺の利用もアピールすべきだ」などの意見が出された。
市は、県の同管理計画見直し作業を見据えながら、環境と生活の両立を目指した新たな地域づくりや土地利用を検討し、本年度内に同デザインを策定する方針だ。 |
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