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■フランク安田になりきる
2008.10.16
山下小6年生 18日、劇発表へ総仕上げ
古里の偉人、生き生き表現/
 石巻市山下小(茂木一吉校長、児童二百七十五人)で十八日にある学習発表会で、イヌイットの救世主とたたえられたフランク安田(安田恭輔、同市出身)の劇を演じる六年生が十五日、児童公開の総練習に臨んだ。本番を前に、古里が生んだ偉人・安田の功績や苦悩の場面を熱演した。

 タイトルは「アラスカの英雄 フランク安田物語」。六年一組担任の高砂宏之教諭(四四)が新田次郎の小説「アラスカ物語」を基に脚本、演出を手掛けた。

 六年の四十三人全員が何らかの役を担当。主人公の安田をはじめ、妻ネビロ、安田が最初に住んだポイントバローの村人たち、石巻の安田家の人々などにふんした。

 安田一家の紹介から始まった劇で、子どもたちは米国沿岸警備船の乗組員を助けるため徒歩でポイントバローに向かう様子や、金鉱発見で得た財産で病気に苦しむイヌイットたちを新天地ビーバー村に移住させる場面などを生き生きと表現。日本に帰らず、イヌイットのために尽くした激動の生涯をスライドと写真パネルも交え、約五十分間で紹介した。

 二人で演じた安田役のうちの一人、二組の阿部咲耶さん(一二)は「漫画を読んで表情や服装などを勉強しました。役になりきるために竹馬を練習し、髪も切りました。イヌイットを助けたフランク安田はすごく勇気のある人」と感激していた。

 教師になったころ読んだアラスカ物語で安田に引かれ、今夏ビーバー村であった安田没後五十年の法要にも参加した高砂教諭は「子どもたちが安田に興味を持ち、工夫して演じている。この頑張りが観客に伝わればうれしい」と話していた。

 一般公開の発表会は十八日午前八時四十五分から。フランク安田物語は午前十一時ごろ始まる。
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