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■マグロで高級珍味カラスミ
2008.06.22
気仙沼のレストランが生産、商品化
「酒のさかな」評判上々
東京の3店と取引/
 気仙沼市上田中の「和Restaurant唐や」がマグロの卵巣を使ったカラスミを開発し、注目を集めている。コース料理のメニューに加えたところ、「酒のさかなに最適」と評判を呼び、今月からは東京の高級イタリアンレストラン3店と取引を開始した。口コミなどで仙台からの問い合わせも殺到しているという。

 気仙沼ふか食普及推進会議のメンバーで、スローフード気仙沼の理事も務める経営者の吉田恵一さん(三九)が、漁船員の賄い料理や煮付けぐらいでしか利用方法がなく、廃棄処分されていたマグロの卵巣に着目。「マグロ漁船の基地である気仙沼の食材を活用して何か新しいものを作りたかった」という。

 卵巣はマグロ漁船の漁労長を務める親類やその人が所属する臼福本店の協力で新鮮なものが手に入り、昨年夏ごろから試作を重ねた。

 船上で急速冷凍した卵巣を解凍した後、血抜きや塩漬けなどを経て、天日干しする。完成まで二カ月かかる。昨年末からコース料理のメニューとしてデビュー。客から「ワインや日本酒、焼酎に合う」との声が相次いだ。

 気仙沼となじみが深いソムリエの木村克己さん、臼福本店を経営する臼井賢志気仙沼商工会議所会頭らの紹介で、東京のイタリアンレストランに商品を提供したところ、高い評価を受けた。

 「マグロのカラスミは昔からあったが、商品としては出ていなかった」と吉田さん。百グラム四千円円の値が付く。現在、製造工程などの特許を申請している。
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