■石巻市、オラレ誘致断念
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2008.06.26 |
土井市長が会見
決議の骨格事業から削除
「議会の理解得られぬ」/
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市民交流スペースを併設する舟券場外発売場「オラレ」の誘致問題で、石巻市の土井喜美夫市長は二十五日、誘致断念を明らかにした。市議会が六月定例会で議員提案した「中心市街地活性化に向けた骨格事業の推進」の決議にオラレ事業が盛り込まれなかったことを重くとらえ、最終判断を下した。揺れ動いた二年間の論議に終止符が打たれたことで、市が描いていた誘客施設を核とする中心市街地の再生計画は大幅な修正を求められる。
土井市長は記者会見で断念の理由について「昨年九月の定例議会での(オラレ関連議案)否決以降、反対会派に説明してきたが、受け入れられなかった。さらに六月定例会の議員決議でオラレに関する項目を削除されたため」とした。その上で「オラレを中心市街地活性化基本計画の中に位置付けたとしても、今後、議会の理解を得ることは難しい。力不足を反省するとともに関係団体などに陳謝したい」と語った。
オラレを設置する日本財団(東京)関連法人の競艇振興会とオラレ進出予定の建物所有者との賃貸契約が今月末で切れることと、二十七日に第一回会合がある市議会まちづくり活性化検討特別委員会での混乱を避けることも、断念表明の背景にあった。
十月にまとまる予定の中心市街地活性化基本計画に穴が空く点については「これから検討したい」と答え、具体的な代替策は打ち出さなかった。
市は幹部が二十五日上京し、競艇振興会、青梅市など誘致に関係する三団体に断念理由などを説明した。石巻市を含む四者協議で今後の対応を検討した上、七月上旬に土井市長が国土交通省に出向き、許可取り下げの手続きをする。
市議会は、九月定例会で説明不足やギャンブル施設への懸念を理由にオラレ関連議案を否決。さらに先日の六月定例会では、骨格事業の一つにオラレの項目を明記した与党会派の提案に野党会派が反発、修正動議してオラレを削除して可決した。
否決後には再提案への意欲を見せていた土井市長だが、議会の状況が「九月時点と変わりがないので、総合的に判断した」と話した。
オラレは、競艇収益金で公益事業を支援する日本財団が、空き店舗を活用して街づくりに生かす地域還元型コミュニティースペース。舟券販売場とともに、福祉サービスや治安・防災の拠点、幅広い世代の市民交流スペースを併設する。石巻市は二〇〇六年四月に誘致を表明し、中心市街地活性化拠点の一つと位置付けていた。 |
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