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■体で学んだ古里の産業
2008.05.29
カキ養殖の原盤挟みや耳つり
唐桑小「大きく育ってね」/
 気仙沼市唐桑小(鈴木光則校長、児童百八十三人)の四−六年生九十七人が二十八日、学校近くの宿浦漁港でカキ養殖の体験学習に取り組んだ。

 作業はカキの稚貝が付着したホタテガイの貝殻を一枚ずつ間隔を置いて養殖用ロープにくくりつける「原盤挟み」と、一年ほど育てたカキを原盤からはがし、その貝殻に穴を開け、さらに大きく育つようにする「耳つり」の二つ。

 県漁協唐桑支所のカキ生産者に教わりながら、四年生は原盤挟みを体験。五年生は電気ドリルでカキに耳つり用の穴を開け、六年生はてぐすに六個ずつカキを束ね、ロープに二十センチ間隔でくくりつける作業をした。

 昨年秋、東松島市から購入した原盤には百円玉大に育ったカキの稚貝が付着しており、児童は一枚一枚丁寧にロープに挟み込みながら、「結構力が必要だね」「みんな大きく育ってほしい」などと感想を話していた。

 夏にはカキをお湯に漬け、成長の妨げになるユウレイボヤと呼ばれるホヤなどの付着物を取り除く作業も体験する。秋には昨年「耳つり」をしたカキを収穫する。

 唐桑小は郷土の産業や自然、豊かな海への理解を深めるため、高学年の総合学習にマガキ養殖を取り入れている。指導した生産者は「おいしいカキが育つ環境を守っていくことの大切を学んでほしい」と話していた。

【カキの赤ちゃんが付着したホタテガイの殻を養殖用ロープに挟み込む唐桑小の児童】
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