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■モーランド本吉に新施設
2008.05.23
交流・体験活動を充実
本年度から2年計画
団体受け入れ容易に/
 本吉町は本年度から二年計画で、同町角柄の町放牧場「モーランド本吉」に新たな体験・交流施設を整備する。気仙沼・本吉地方唯一の観光牧場を生かし、子どもや観光客の体験メニューを充実させるのが狙い。小動物との触れ合いの場を拡充するほか、乗馬体験もできるようになる。

 本年度は、放牧場管理施設をモーランド入り口側の駐車場に移し、その跡地に農林漁業体験施設を新設する。体験施設は百人収容の研修棟、乳牛観察小屋、ウサギふれあい広場・緑地、乗馬体験コース、駐車場などで構成し、小中学生に搾乳、牛の洗浄・ブラッシングなどの農作業を体験してもらうほか、ポニーの乗馬体験・引き馬体験などもできる。

 移転する放牧場管理施設には管理棟一棟と放牧牛の追い込み施設、追い込み柵、駐車場などを整備する。

 また、二〇〇九年度に整備する地域資源活用交流促進施設は、現在の中核施設になっているべーごこハウスに隣接するステーキハウス部分を改修して百人収容の交流室、乳製品などの試食・販売コーナーを設ける。べーごこハウス内も一部改修し、調理場と身障者用トイレを新設する。

 交流促進施設では、町内で生産した牛乳、ヨーグルト、ババロア、アイスクリームの展示販売やチーズ、ソーセージの手作り体験などをしてもらうほか、地元産野菜、牛肉のバーベキューや軽食を来場者に提供する。

 新設施設は現在ある場内各施設と同様、農事組合法人モーランドに管理運営してもらう。

 六月以降に放牧場管理棟の移転工事が始まる予定で、跡地に整備する農林漁業体験施設は年度内完成、来年四月のオープンを目指す。交流促進施設は本年度に詳細設計し、一〇年度着工・完成予定。本年度分の事業費は約一億二千二百四十万円。

 モーランド本吉は五十一ヘクタールの広大な敷地にべーごこハウス(畜産資料展示施設)、乳製品を製造し手作り体験もできるミルクハート館、木製遊具とローラー滑り台(全長百二十三メートル)、小動物触れ合いコーナーなどがあり、年間二万人の来場者がある。

 〇七年四月には国道346号と放牧場を結ぶ農道「漆原放牧場線」が開通し、大型バスの通行も可能になったが、多人数収容施設がなく団体客の受け入れ態勢が不十分。手作り体験に小中学校から七十?百人規模の申し込みがあっても断るケースがあり、雨天時の対応にも苦慮していた。

 新施設の整備でこうした課題が解決するほか、町は「畜産だけでなく水田農業、林業、漁業も含めた小中学生の体験メニューを充実し、交流人口拡大を図りたい。モーランドはその拠点施設になる」と期待する。
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