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■公共ネットワーク整備
2008.05.16
本吉町が年度内
施設54カ所を接続
防災、行政情報を提供/
 住民への防災情報早期伝達と防災行政無線老朽化対策のため、本吉町は本年度内に地域公共ネットワークを整備する。町内の公共施設、集会所間を光ファイバーで結び、各施設に災害情報や行政情報を提供するとともに、相互に情報交換できる情報端末機を設置する。今年十一月ごろから光ファイバーケーブルの敷設工事などを始め、年度内完成を目指す。

 事業は町地域情報化計画の一環。初年度となる本年度の事業費は二億七千四百八十万円で、地域公共ネットワークと防災情報システムを整備する。

 公共ネットワーク整備として光ファイバーで結ばれるのは役場、公民館、本吉病院、小中学校など二十三の公共施設と三十一の集会施設の計五十四カ所。公共施設と集会施設にはタッチパネルで操作する情報端末機が一台ずつ配置され、役場などから配信される緊急地震速報などの災害情報や行政情報などを住民が簡単に入手できる。

 また、端末機同士での情報交換も可能で、大規模災害時に対策本部が置かれる役場と、住民の避難場所となる集会所との間で安否情報をやりとりしたり、学校間でさまざまな情報を交換したりすることも可能になる。

 防災情報システム整備としては、町内四十五カ所にある防災無線屋外拡声器も光ファイバーで結ばれる。同町の防災無線整備は一九八二年で気仙沼・本吉地方では最も古く、老朽化が進んでいた。防災、行政情報を役場から無線で屋外拡声器に送るシステムのため、地理的条件から電波が届きにくい地域もあった。

 有線の光ケーブルで結ばれることで拡声器まで確実に情報が伝達できるようになる。ただし、災害時に光ファイバーが切断された場合に備え、無線装置もバックアップ回線として残す。

 二年目の二〇〇九年度は、三千五百万円の事業費で、町内各世帯への情報端末機、または戸別受信機を設置するための助成事業に取り組む。

 近い将来の発生が予想される宮城県沖地震の際、同町には県内で最高波高津波が押し寄せるとの想定もある。町は「全町に公共ネットワークを張り巡らせることで、災害時の情報伝達がスムーズになり、住民の安全、安心な暮らしにつながる」と期待している。
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