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■新病院建設地は赤岩杉ノ沢
2008.05.13
気仙沼市市長が見解
近く計画策定着手
着工完成時期明言は避ける/
 気仙沼市議会病院建設事業調査特別委が十二日開かれ、鈴木昇市長は、市立病院(同市田中)の建て替えに関する敷地調査の結果を踏まえ「赤岩杉ノ沢地区が妥当である」との認識を示した。近く庁内組織を立ち上げ、新病院の基本計画などの策定に着手することも明かしたが、着工や完成の具体的な時期は明言を避けた。

 調査は昨年、仙台市の業者に委託し、面積や造成工事の規模などから市内六カ所を精査。事業費が最も安かった場所が、旧鼎が浦高西側の赤岩杉ノ沢地区だった。鈴木市長は「建設地として最も可能性が高いとした赤岩杉ノ沢地区が妥当と判断した」と強調した。

 今後、病院内に病院建設構想策定委と、庁内に病院建設事業調整委(いずれも仮称)を置き、新病院の基本計画と基本構想を策定する方針で、二〇〇九年度末までの取りまとめを目指す。

 着工や完成の時期については、新病院の規模や財源など不確定な要素が多いことなどから具体的な期日は明言しなかったが、市立病院の加賀秀和事務部長は「県内外の同規模の病院では、開業までに七、八年を要している」と説明した。

 新病院の病床数や診療科目などは、二つの庁内組織などで検討し、必要に応じて利用者の意見を反映させていくという。

 質疑では「用地取得や造成の費用は業者が示した約十五億円で足りるのか」「現在地周辺地区への影響は」などの質問があり、市は「概算の段階で、地権者らとの具体的な協議はしていない」「検討が進む中で、田中地区の人たちに説明していく。一部を医療施設や公共施設として残すなど、何らかの形で生かしていきたい」と述べた。

 合併協議が進む本吉町との関連では「新市建設計画に盛り込むのか」との質問もあったが、市は「財源などの関連から、計画に盛り込めるかの判断はすぐにはできない」と応えるにとどめた。
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