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■「根絶の日」に飲酒運転
2008.05.30
河北中の男性教諭摘発
不祥事続き市教委謝罪/
 石巻市教委は二十九日、河北中の男性教諭(三七)が二十三日未明、同市千石町で酒気帯び運転の疑いで摘発されたと発表した。教諭は県条例で定めた二十二日の「飲酒運転根絶の日」に同僚と酒を飲み、乗用車を運転。摘発後も学校への報告を怠っていた。教諭は二十九日から自宅謹慎になった。酒飲み運転について「それほど酔っているという自覚はなかった」と話しているという。

 石巻市では今年になって教諭や校長が絡む不祥事が四件発覚。相次ぐ教員の不祥事に、服務監督する阿部和夫教育長の責任問題が浮上しそうだ。「教員の倫理観と法令順守意識はどうなっているのか」と市民からは怒りの声も聞かれる。

 市教委によると、男性教諭は二十二日夜、市内の居酒屋で生ビールを中ジョッキ二杯、スナックで焼酎の水割り一杯程度を飲んだ。一緒に飲酒した同僚はタクシーで帰宅したが、教諭は千石町近くの有料駐車場から乗用車を運転して帰宅途中、石巻署の取り締まりで呼気一リットル中アルコール〇・一七ミリグラムが検出された。

 本人は上司に報告せず、服務規定に違反している。報告しなかった理由について、教諭は「中学総体が迫り、部活動の顧問として生徒にショックを与えたくなかった」などと話したという。

 市教委は二十八日にあった市交通安全都市推進協議会石巻支部総会の冒頭、石巻署交通課長のあいさつで事態を知った。

 市教委は二〇〇六年十二月に市が作成した飲酒運転防止マニュアルや、県が作成した飲酒運転根絶のリーフレットに基づき、校長会議で繰り返し指導してきた。今年四月十一日の校長会議でも「飲酒運転根絶の日」の意義を強調していたが、市教委の意向は現場まで届かなかったようだ。

 市教委は二十九日夕、臨時校長会議を市総合体育館で開き、再発防止に向け、指導の徹底を強く呼び掛けた。

 県費教職員の懲戒処分に関する権限は県教委にある。県教委教職員課によると、飲酒運転の場合は「免職または停職」となる。

 石巻市では今年に入り、住吉中教諭による生徒の個人情報盗難事件、小学校長によるセクハラ、住吉中前校長による約一千万円の学校徴収金着服事件と、考えられないような教員の不祥事が続いた。

 阿部教育長は「その日(飲酒運転根絶の日)であると聞いて驚きと怒りを覚えた。各校を服務監督する市教委の責任者として申し訳ない。責任の重さを感じている」と話している。

 県は〇五年五月二十二日に多賀城市で起きた飲酒運転RV車による仙台育英高生死傷事故を風化させないため、条例で五月二十二日を「飲酒運転根絶の日」に定めている。
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