■地場産品で障害者就労支援
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2008.05.27 |
無農薬茶を製造・販売
NPO法人、福祉施設、建設会社が協力/
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三者一体で地域活性?。石巻市のNPO法人と福祉施設、建設会社の異業種三団体が手を組み、無農薬の茶の製造・販売事業に乗り出した。障害者の就労支援や地域産業の振興につなげる狙いで、国内では例がない国産商品でのフェアトレード認証も目指す。二十五日に新茶の摘み取り作業を始め、事業の第一歩を踏み出した。
事業に参加するのは、NPO法人「フェアトレード・東北」(布施龍一代表理事、石巻市蛇田)と就労自立支援センター・コスモス(宍戸義光管理者、同)、山内建設(山内秋男社長、同市飯野)の三団体。
摘み取りには、コスモスを利用する精神障害者六人を含む計十五人が参加し、手作業で茶の新芽を摘み取った。
事業は、山内建設が会社近くの山に持つ茶畑で、除草剤や化学肥料を使わずに「ヤブキタ」という品種を栽培。コスモスの利用者が摘み取りや袋詰めなどの作業に参加し、パッケージのデザインも担当する。
障害者の就労場所の確保にもなる事業を模索していた布施代表理事(三二)が、山内建設に協力を依頼。人手不足の解消や河北地区の茶栽培の活性化も見込めることから、山内建設が快諾した。
フェアトレードは従来、開発途上国の人たちが作った商品を適正価格で取引することを指してきたが、布施代表理事は「社会的弱者の支援という意味では、国内の障害者らも同じ立場。認証には継続性が必要なので時間が掛かるが、基準は満たしている」と話す。
コスモスの鈴木徳和サービ管理責任者(三二)は「障害者も施設を出て、地域社会で働くべき時代。仕事の体験、地域との交流という意味でも、願ってもない話しだ」と歓迎する。
事業は、地域産業活性のきっかけとしても期待される。河北地区は古くから茶の栽培が行われていたが、現在では下火となり、製造・販売しているのはわずか数軒。
山内建設は長年、無農薬で茶を育ててきた。山内社長(六九)は「無農薬は手間が掛かり、取り組んでいるところは少ない。今回を契機に河北地区のお茶にも注目が集まってほしい」と期待する。
商品は、収穫量に応じて百グラム入りを二百?五百パック生産する。「フェアトレードオーガニック新茶」という商品名で、千八百?二千円ほどに価格設定し、二週間後を目途にイオン石巻ショッピングセンターなどで販売する予定。
売り上げの40パーセントは経費や積立金となり、コスモスには30パーセントを配分。フェアトレード・東北に配分される30パーセントは、中国・四川大地震かミャンマーのサイクロン被害の被災地に寄付する。
【協力して茶の新芽を摘み取る三団体のメンバー=石巻市飯野】 |
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