■ヤマニシ 建造力強化
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2008.05.22 |
150トンクレーン完成
年産50パーセント増の6隻に
600人体制で国際需要対応/
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造船会社のヤマニシ(石巻市西浜町、前田英比古社長)は、東北最大の百五十トンクレーン新設を含む工場増改築工事を終え、二十一日、新しい設備を関係者約七十人に披露した。設備投資額は約三十二億円。主力の一万九千トン級バラ積み貨物船の年産を四隻から六隻へ増強することが可能になり、造船規模も一万九千トン級から最大二万四千トン級に拡大。造船に従事する人も四百人から六百人に増員し、国際需要に応える体制を一段と強化した。
工場増改築工事では、同社が使っていた最大六十トンクレーンに加えて百五十トンクレーンを導入して建造量の増加を図ったほか、溶接用定盤の新設して作業精度を高めた。内作工場も約千九百平方メートル拡張して油圧プレス(千トン)やNCプラズマ切断機、ローラーコンベア、十五トン天井クレーンを導入して、加工能力を引き上げた。
場内一万五百平方メートルを舗装し、組み立てた船体ブロックを運搬する自走車を導入した。舗装は厚さが四十四センチ(コンクリート、アスファルト、鉄筋コンクリートの三層)もあり、飛行場の滑走路並み。自走車は全長十五メートル、幅六メートル、百五十トンまで運べる能力がある。
国際的な塗装性能基準に対応するために鉄粉で鉄板の表面を磨いた後に塗装する研掃工場(約千七百平方メートル)、塗料倉庫の新設、六十トンクレーンの移設、十トン橋型クレーン設置などもした。
同社の契約数は、二〇〇七?一一年で一万九千トン級バラ積み船や自動車二千四百台を積めるフェリー、強度や安全性を高めた船体二重構造の貨物船など二十五隻。初の建造となる二万四千トン級貨物船は来年中に着工する見通し。
設備投資は好調な中国経済が背景にある。〇四年に建造した一万九千トン級バラ積み貨物船が、海運業界で「使い勝手が良い」という評価を得て、受注を伸ばすきっかけをつくった。
【新設された東北最大の150トンクレーンを見学する関係者=石巻市西浜町のヤマニシ】 |
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