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■庁舎位置条例は継続審査
2008.05.22
石巻市議会 関連3議案可
決特別委に再付託/
 石巻市議会の臨時会は二十一日、市庁舎を旧さくら野百貨店石巻店に移転する関係四議案の取り扱いを本会議で審議。市役所の位置を変更する条例改正案は動議によって採決せず、庁舎建設促進特別委員会に審議を再付託、継続審議とした。旧さくら野敷地を公有財産として取得することに同意する議案など三議案は賛成多数で可決、三日間の日程を終え閉会した。庁舎移転をスピードアップして進めようとする市の姿勢を、「拙速」と指摘する議会側がけん制。庁舎の利用手法、移転費用などで一層の情報提供を求めた。

 庁舎位置条例は、付託審議した特別委の長倉利一委員長が、賛否同数となり委員長裁定で可決したことを報告。特別委の決定に従い、本会議でも採決する段取りだった。

 しかし、「議員の三分の二の賛成が必要なのに、特別委が過半数で可決にした根拠が乏しい」「庁舎として利活用するビジョンが示されていない」「財政への影響が大きいのに、改修費用が明確でない」などと、疑問が続出。委員長報告に対して異例なほど質疑が活発に交わされた。

 結局、「移転費用とセットで慎重に結論を出すべきだ」として、慎重審議を求める動議を議員が提案。賛成多数で、特別委に再度付託して議論を深めることになった。

 議会運営委員会が再付託の進め方について協議。六月定例会直前の五日まで、特別委で一定の結論を出すことに決めた。委員の任期が六月八日で満了するため、結論に達しない場合、新たに常任委員会などに付託する可能性もある。

 市が専決処分で用地取得費を補正計上した旧さくら野敷地は、財産取得の議案可決に伴い、地権者との仮契約が本契約に変更。正式に市有地になった。

 ほかに、一階フロアを商業施設として地元スーパー事業者に減額貸し付けする議案、それに伴うビル管理費を計上した一般会計補正予算を原案通り可決した。

 一議案が継続審議となったことについて、土井喜美夫市長は「庁舎をさくら野にすることで、市民の理解をおおむね得たと思っていただけに残念。移転事業が遅れることが心配だが、懸念される課題に影響が出ないように努力したい」と述べた。
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