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■用地費は5億8300万円
2008.05.16
石巻市、旧さくら野新庁舎
関連5議案提出へ
1階を減額貸し付け/
 石巻市は十五日、新庁舎を旧さくら野百貨店石巻店跡(石巻市穀町)とする関連五議案を含む議案十件を発表した。十九日から三日間開くことに決まった市議会臨時会に提案する。五億八千三百万円を補正計上した市庁舎用地の購入費は九日付で専決処分された。鑑定した土地の実勢価格に一億二千万円上積みして、取得することになる。市役所の位置を変更する条例改正案、商業スペースとして先行利用する新庁舎の管理費などを盛り込んだ一般会計補正予算など、専決予算を除く庁舎関係の四議案は、庁舎建設促進特別委員会に審議を付託する。

 専決した二〇〇八年度一般会計補正予算には市庁舎の用地購入費だけを歳出として計上。歳入には、さくら野東北から受けた寄付金二億円(財政調整基金)と、庁舎建設基金から三億八千三百万円を充てた。

 旧さくら野の敷地七一四九・七九平方メートルに対し、市が委託して鑑定した実勢価格は四億六千三百万円(三者の平均)。坪(三・三平方メートル)当たり約二十一万円だった。市はこの価格を基本に地権者(一個人・一法人)と売買交渉したが、「鑑定通りだと、地権者が赤字になる」(総務部)と判断し、提示価格を上積み。十六度の交渉の末、合意に達した。

 市によると、旧さくら野ビルを建設した一九九五年ごろ、当時の土地実勢価格は十九億円以上もしたが、その後、下落が続いた。地権者が地価下落によって生じた損失を補てんする形で、市の用地取得費を増額した。敷地を賃貸して得た営業収益の二年九カ月分として算定したという。

 市庁舎用地の取得によって、庁舎建設、財政調整の両基金はともに残額が約十一億円となる。

 一階フロアを商業施設として管理・運営するスーパー経営「ステップ」(石巻市鹿又、和賀井啓之代表取締役)に減額貸し付けする議案も提出。市が六月一日から十年間、年額千四百四十万円(月百二十万円)で貸与する。ステップのほか、地元テナント九業者が入居し、六月下旬に営業を始める予定。

 ビル一階(四六七九・五四平方メートル)を公共施設として貸し付ける場合、市の基準通りなら年六千百五十万円の貸付料になるが、中心街への集客施設の必要性などを考慮して減額する。

 商業施設として利用するための改修費用を含む庁舎管理費九千九百二十万円は、一般会計予算に補正計上した。

 庁舎用地を市財産として取得することに同意を求める議案、市役所の位置を定める条例の改正案も提出する。
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