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■小粒においしさ凝縮
2008.05.14
石巻産イチゴ「さちのか」が旬
香り、甘味、酸味にバランス/
 県内のイチゴ生産量では亘理に次ぐ石巻で、香り、甘味、酸味のバランスが取れた品種「さちのか」が旬を迎えている。大粒の「章姫(あきひめ)」「あまおう」にはサイズで譲るが、真っ赤に熟した小粒に凝縮された味を好む消費者も多い。

 石巻市蛇田の農業武田孝男さん(六一)は、二十五年ほど前からイチゴを生産している。国道108号菰継交差点そばのビニールハウス十三アールで、さちのかを土耕栽培している。前年九月二十日ごろに定植し、十二月半ばから六月初めまで収穫。現在、ハウス前で一パック(中サイズ)三百円で直売している。

 ハウス栽培の普及に伴ってイチゴは年中市場に出回るようになった。特にクリスマス需要の十二月に出荷が集中する。ただ、露地栽培の旬は五?六月。早朝から夕方まで陽光をたっぷり浴びたイチゴは味、香りともメリハリがある。

 最近は大きくて甘味が強い品種が好まれるようになったが、「さちのかは生食用だけでなく、ジャムに加工してもおいしい」と武田さん。二〇〇四年ごろから登場した「紅(べに)ほっぺ」の親とあって、まだまだ根強いファンに支えられている。
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