■船足りず渡れぬ客多数
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2008.05.05 |
金華山参り、旅客船衝突事故余波
他航路から応援も昼前に券完売/
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石巻市鮎川浜沖で、シードリーム金華山汽船(同市鮎川浜北、成田寿広社長)の旅客船「ドリーム」(十九トン、松原克船長、乗員十六人)と、同市鮎川浜熊野、菅原貞男さん(七八)の旅客船「第11住吉丸」(六・六トン、十二人)が衝突した事故の影響で、鮎川港では四日、観光客の一部が金華山へ渡れない事態が起きた。鮎川港−金華山航路の四隻と、ほかの航路を運航していた小型旅客船一隻の計五隻が対応した。
金華山観光の定期船「ホエール」(定員七十人)と、地元の小型旅客船(定員十二人)三隻が観光客を輸送。午後からはシードリームの要請で、鮎川−網地島航路の小型旅客船一隻も輸送を支援した。
ホエールは午前八時二十分の始発から計七便の乗船予約券が昼前に完売。
不定期の小型旅客船三社は共同で臨時の券売所を設け、スムーズな対応に備えた。金華山からの帰りの足を考慮して午後三時発までとし、こちらも昼前には完売した。昼すぎに鮎川港に到着した客は乗れなかった。
友人と新庄市から訪れた会社員高橋和也さん(二一)は「金華山黄金山神社は三年続けて参拝すると金運に恵まれると聞き、昨年に続いて来た。船はもうないと言われてガッカリ。事故のことは知らなかった。どこかに一泊することも考える」と肩を落とした。
牡鹿総合支所によると、四日に金華山へ輸送した人は約千人。例年の人出は一日当たり約千五百人といい、約五百人が乗船できなかったとみている。同支所は「五日以降も四日(支援を含めて五隻)と同様の体制で対応する予定。時間に余裕を持って来てほしい」と呼び掛けている。
同神社では、年中祭典・行事の中で最もにぎわいを見せる「初巳大祭」が四日の前夜祭から始まり、最終日の十一日にはみこし渡御を予定している。
シードリーム金華山汽船は「なんとか修理を間に合わせ、これ以上ご迷惑をかけないよう努力したい」と言っている。
石巻海上保安署は四日までに、業務上過失往来妨害などの疑いで、ドリームと、第11住吉丸の両船長から事情聴取する方針を固めた。
事故当時は霧が濃く視界が悪かった。地元関係者は「牡鹿半島周辺の霧は五月特有の気象現象で、二、三日前から出ていた。船長は二人ともベテランで、なぜこのような事故になったのか」と話していた。
衝突したドリームは三日午後六時半、鮎川浜の造船所に引き上げられた。修理には約一週間かかる見込み。 |
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