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■正副議長人事駆け引き活発
2008.05.02
石巻市議会
与野党が多数派工作
新世紀クの動向かぎ/
 石巻市議会(定数三十四人)の議長、副議長の改選期を五月下旬に控え、議会人事をめぐる駆け引きが会派間で活発になってきた。土井喜美夫市長に一定の距離を置く二会派と、土井市政を支える与党的な三会派が、過半数を確保するため「多数派工作」を展開。中間的な会派・新世紀クラブ(菅野昭雄会長、四人)の取り込みを図っている。市庁舎のさくら野跡地移転、場外舟券売り場「オラレ」関連基金など、重要議案の提出が予想されており、議会人事の行方に市当局も関心を寄せる。連休明け早々にも大勢が決まるとみられる。

 議会人事での連携を求め、各会派が新世紀クラブにアプローチしている。

 昨年の九月定例会で新世紀とともに反対してオラレ関連議案を否決に持ち込んだグローバル石巻(阿部仁州会長、十人)、共産党議員団(三浦一敏団長、三人)は、野党勢力の結集を模索。議長、副議長のポスト確保とともに、土井市政に批判的な立場から政策本位の連携強化を呼び掛けている。

 一方、与党会派のニュー石巻(阿部欽一郎会長、六人)、みらい石巻(長倉利一会長、五人)は、第一会派グローバルへの対抗心もあり、新世紀を引き入れて議長選を有利に導こうと懸命だ。土井市政寄りの公明会(伊藤啓二会長、三人)も含めると、十八人で過半数を獲得。このところ優位だったグローバルから主導権を奪回できる。

 与党会派の一部には、新世紀に議長ポストを譲っても、四会派の結束を実現させるべきだという声さえも出ている。

 他会派から相次ぐラブコールに、新世紀の菅野会長は「こんなにもてるのは初めて。光栄だけれど、複雑な心境」と戸惑いを見せる。まだ会派で十分話し合っておらず、連休明けに結論を出すという。

 議長、副議長ポストとともに、注目されるのが常任委員会の構成。特に庁舎移転、オラレといった議案の審議が付託される総務企画、議事の進め方を担う議会運営の両委員長人事に、各会派は神経をとがらせる。

 議長・副議長選と委員会構成などを決める臨時会は、十九日の開会が有力視されている。

 二〇〇六年六月の臨時会では、当時十五人の勢力を誇った最大会派グローバル石巻が人事をリード。高橋誠志議長、大槻幹夫副議長の両ポストを独占したほか、主要委員長も獲得した。しかし、副市長人事などをめぐって路線が対立。〇七年三月にグローバルが分裂して以降、市議会がやや不安定になっている。
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