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■徳仙丈のツツジ保護継承
2008.04.26
気仙沼市民有志が新団体
近く設立総会
夏の祭り今年も開催/
 気仙沼市の徳仙丈山(七一一メートル)で、五十万本ともいわれるツツジ群落を守ろうと、昨年解散した保護団体に代わり新たに「徳仙丈のつつじを愛する会」が発足した。二十人余りの市民有志が集まり、近く設立総会を開く。県内外から大勢の観光客を集める初夏のツツジ祭りは、新団体が市と共催する形で今年も続けられることになった。

 愛する会の会員は、金取、水梨子、大石倉など主に松岩地区に住む五、六十代の住民。代表は赤岩羽田の会社員・小野寺富夫さん(五四)。

 徳仙丈山で三十年以上ツツジの移植と手入れを続けてきた「徳仙丈の自然とつつじを守る会」(会員約六十人)が昨年解散。その後、新しい団体設立の話が具体化した。守る会会長で保存活動の継続を強く望んでいた佐々木梅吉さん(今年二月死去)の遺志を継ぎ、「山岳観光」の拠点としてツツジの徳仙丈山を守る活動に取り組む。

 メンバーには、守る会会員で保存活動のノウハウを知る仲間も加わった。

 気仙沼観光の一翼を担うまでに知名度が上がったツツジ祭りは、市(農林課、観光課)と共催して実施する。

 祭りは毎年、開花に合わせて五月末か六月初めの日曜に開かれており、昨年が三十回の節目だった。今年の日程や内容は未定だが、ツツジ園内にある森林文化センターの能舞台で、市内の太鼓団体を集め「太鼓フェスティバル」のようなイベントを開催する話が持ち上がっているという。

 代表の小野寺さんは「先人が守り育ててきた徳仙丈のツツジをこれからも守りたい。ツツジの時期にこだわらず、山の観光シーズン中にいろいろなイベントもできればいいと思う。また市民の森を含め、気仙沼の山全体を愛する活動に発展させるのが夢」と意欲を見せている。

 今後は趣旨に賛同する会員をさらに募るとともに、松岩公民館のバックアップも得ながら活動を軌道に乗せる計画。市も「徳仙丈山は気仙沼の観光に欠かせない場所」(農林課)として支援していく方針だ。
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