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■日本最大級貝塚 全国に発信
2008.04.25
「縄文の里」で6000年前体験
あす開園 史跡生かし公園整備/
 東松島市宮戸のさとはま縄文の里史跡公園のオープンを前に二十四日、完成披露会が奥松島縄文村交流館で開かれた。公園は、今も残る約六千年前の地形や保存状態の良い貝塚に配慮し、造形物を極力抑えて整備。縄文人が暮らした当時の勾玉(まがたま)や塩作りなどを取り入れながら「体感・体験型史跡公園」として、日本最大級の里浜貝塚を全国に発信する。

 二十六日の開園に先立つ完成披露会には市や県、文化財保護関係者、地元住民ら八十人が出席した。

 式典で阿部秀保市長は「里浜は東松島市の歴史文化の基本であり、今後の世界遺産登録に向けても、誇りとなる公園だ」と強調。木村民男市教育長も「児童から一般まで幅広い世代の学びの場としたい」とあいさつした。佐藤富夫市議会議長、小林伸一県教育長が祝辞を述べた。

 あいにくの雨で、地元の宮戸小児童による太鼓演奏や野焼きのイベントは中止となった。それでも出席者を前にスライドを上映して里浜貝塚の概要を紹介。縄文人が食したというクッキーや「そばはっと汁」などを振る舞った。地元の桜井あさ子さん(七九)=宮戸里浜=は「実際に味わってみると、縄文人に対するロマンが膨らむ」と話していた。

 里浜貝塚などの発掘調査に携わり、四月に縄文村歴史資料館名誉館長に就任した岡村道雄館長(東京都)は「里浜は環境が整い、日本文化の原点だ。貴重な価値があり、内外に十分アピールできる」と話している。

 史跡公園については、旧鳴瀬町時代に奥松島縄文村基本計画を策定。二〇〇二年度から〇七年度まで六カ年で記念物保存修理事業として国、県、市が一億七千五百万円を投入して整備を進めた。

 公園面積は約四ヘクタール。日本最大級の規模を誇る里浜貝塚(東西約六百四十メートル、南北約二百メートル)の重要性に理解を深めてもらおうと、園内は自然景観に配慮して整備した。縄文体験ができる工房を核に、海水からの塩作りや鹿角製のストラップ作りや染め物など、自然と一体となった体験イベントを開いていく。

【完成を祝いテープカットする関係者=縄文村交流館】
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