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■三陸産ワカメ高騰続く
2008.03.30
中国食品の不信引き金
塩蔵10キロ1万5000円超/
 気仙沼・本吉地方をはじめとする三陸産ワカメの値段が高騰を続けている。毒入りギョーザ事件による中国産食品に対する不安が広がる中、三陸と並んで代表的なブランドである鳴門産ワカメの産地偽装問題が加わり、三陸産ワカメの需要が一気に膨らんだ。

 二十九日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターであった入札には、石巻市北上町十三浜から唐桑までの各支所から塩蔵(ボイル)ワカメ二百五十一トン、乾燥ワカメ四トンの集荷があった。

 入札の結果、十キロ当たりの価格は、高値で塩蔵が一万五千百二十二円と一万五千円台に乗り、前回入札(二十一日)の一万四千百四十円を超え、過去最高を更新した。

 今シーズンの高値について関係者は「品質は上々とはいえ、特上という訳ではない。さまざまな要因が重なったバブル価格だろう」と冷静に受け止めている。生産者も「お湯を沸かすのに使う燃油が上がっているのでありがたいが、いつまでも続くかは分からない。三陸産の名を高める努力をしていくだけ」とホッとしながらも淡々とした表情だった。

 今シーズンは海水温が高く、ワカメの生育は遅れ気味で、一月下旬の初入札時の集荷量は例年の半分にとどまり、数量不足への懸念が広がった。値段は塩蔵で九千百八十九円。昨年の初入札に比べ千三百八十九円(17・8パーセント)高かった。その後、数量不足に中国産食品への不信などの要素が加わり、値段を一気につり上げた。

 中国産ワカメの輸入が急増した二〇〇一年には平均で三千四百二十一円まで落ち込んだ。危機感をバネに、その後ブランド化を進め、徐々に価格は回復。気仙沼市の生産者は「産地の信頼感こそが宝。今後も食の安心、安全の徹底を図っていきたい」と話している。

 県漁協気仙沼総合支所のワカメの入札は四月まで後、四回予定されており、需要の過熱からさらに単価が上がる公算は大きくなっている。
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