■住宅全焼 3人が死亡
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2008.03.30 |
気仙沼・悲痛 早朝の45分間
お年寄り1人はやけど/
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二十九日午前五時ごろ、気仙沼市幸町一丁目、無職内海松雄さん(八九)方から出火、木造二階の二百四十五平方メートルが全焼、四十五分後に鎮火した。現場から、無職で長男の辰一さん(六四)、無職で孫の幸子さん(三七)と辰也さん(三二)の三人とみられる遺体が発見された。内海さんは近所の人に助け出され、右手に軽いやけどをした。
気仙沼署などの調べでは、内海さんは四人暮らし。幸子さん、松雄さんが寝ていた二階部分が激しく焼けており、出火原因の特定を急いでいる。
火災は近所の人が午前五時前に発見した時には既に赤い炎が見え、瞬く間に火の勢いが増したようだ。パン、パンと弾けるような音を聞いた人も複数いた。四時四十五分ごろ付近を通った人は気付かなかった。
現場は住宅地。内海さん宅は比較的広い敷地の中にあり、当時は風も弱く、出火から一時間以内に鎮火。心配した周辺の住民が消防隊の活動を見守ったが、現場から見つかった遺体が次々に運び出され、悲痛な表情だった。
一度に三人も死亡する人的被害の大きな火災は、二〇〇〇年十二月に同市沢田で起きた一度に四人が亡くなった火災以来で、地元に大きな衝撃が走った。
/第1発見者 近所の男性「玄関を壊し救出」/
四人暮らしの内海さん方は、体の弱い松雄さんの面倒を幸子さんがみるなど、家族が支え合うように生活していた。
辰一さんは長年NTTに勤め、退職してからは早起き野球チームに参加。最近は、幸子さんと自宅の畑で野菜を作って販売するなどし、近所の人ともよくあいさつを交わしていた。
辰也さんは車やバイクが好きでよく手入れをしていたという。
火災の第一発見者は近所に住むアルバイト男性(三六)で、二階の寝室から内海さん方の炎に気づいて飛び出し、燃える家から松雄さんを救出した。
男性は「目が覚めて隣家の炎に気づいた。パン、パンと乾いた音がし、急いで自分の家族に通報を頼み、隣の家に行くと炎はさらに激しくなっていた。玄関の戸は鍵が掛かっており、け破って『出ろ、出ろ』と叫んだ」という。
男性によると、すぐに奥から辰一さんが松雄さんを引きずり出してきた。その際、辰一さんはひどいやけどを負っていた。無我夢中で松雄さんを抱えて外に出したという。辰一さんはそのうちに家の奥に消えた。炎の熱さで再び玄関に近寄れなくなった。 |
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