■新たなシンボル峠のヤマボウシ
|
2008.03.27 |
南三陸・坂の貝線、地元住民が植栽
観光ルート整備に弾み/
|
|
|
|
南三陸町入谷山の神平と同町歌津払川を結ぶ坂の貝峠で県が整備を進める農道・坂の貝線(延長約三キロ)の頂上付近に、地域住民らがヤマボウシを植えた。眼下には入谷の里山が広がり、遠く戸倉まで見渡せる絶好のビューポイント。新農道の沿線ではほかにも地域による工夫が施され、入谷?歌津をつなぐ新たな観光ルートとして期待が高まっている。
ヤマボウシは白く美しい十字の花を咲かせ、地元では「ヤマガン」と呼ばれる。開花は六月中ごろ。九区行政区(入谷)の人たちは「ヤマガンの森として親しんでもらいたい」と力を込める。
作業は二十二、二十三の両日行われ、自生の木を五十本移植。さらに、約五百本用意した苗木を順次、植えていく。頂上付近の入谷、払川地区両側に植栽を進め、旧両町(志津川、歌津)をヤマボウシでつなぐ。九区、払川の両行政区では桜も植えていく予定だ。
農道の起点は入谷側が校舎の宿「さんさん館」近くで、払川側は田束山のすぐ近く。町の主要観光スポットをつなぐ新たなルートになる。三陸道延伸後の活用にも期待がかかる。
入谷側沿線には「血の池地獄」や「金治郎仏」といった伝説や「神行堂山ろくの巨石」「なまこ石」などがある。
棚田が広がる風景や地域住民の手で沿線に植えられたスイセン、菜の花をはじめ、四季折々の草花も彩りを添える。頂上から歌津払川地区までは五?十分でつながり、田束山観光との連動が図られそうだ。 |
|