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■化石標本の整理作業進む
2008.03.14
「小泉コレクション」
気仙沼市と住民協力
夏には展示会も予定/
 気仙沼市教委は十二日から十四日までの日程で、旧月立中校舎(同市塚沢)に保管している化石標本コレクションの整理作業を進めている。同市出身で地質学・古生物学のアマチュア研究家だった故小泉斉(ひとし)さんが収集し、遺族が二〇〇二年五月に市へ寄贈した遺品のうち約五百点を分類。研究や学習用として容易に探し出せるようにする。夏には市内で化石展の開催も予定している。

 コレクションは気仙沼市の八瀬地区をはじめ世界各地で採取された三葉虫や腕足類、頭足類など。整理作業は元市図書館長で化石に詳しい荒木英夫さん(七六)を中心に、校舎を活動拠点にする「八瀬森の学校」のメンバーら住民も協力して総勢十一人で取り組んでいる。

 化石は寄贈を受けた後、荒木さんが一個ずつに張ってあるラベルを基に目録作りを進めていた。主な化石標本五百点のリストができたことから、陳列棚への収納整理を始めた。

 目録と標本を突き合わながら、化石一点ずつを新たに作った標本カードとともに小箱に入れ、番号を付けて陳列棚に収納した。市教委生涯学習課の担当者は「コレクションの全容が分かってきた。一般への日常的な公開は難しいが、学習、研究用への対応は検討したい」と話している。

 故小泉さんからの寄贈品は、化石のほか貝類、地学関係図書なども含めると約一万点に上り、化石、貝類、図書に分けて保管している。

 小泉さんは千葉市に住んでいたが、〇二年四月五日に五十六歳で死去した。中学生まで気仙沼市で過ごし、上京後は地質や土質などを調査する仕事をしながら気仙沼市上八瀬、大島、鹿折などのほか、旧ソ連やチェコスロバキア、韓国など各国で化石採取に当たった。

 活動を基に「三葉虫の雌雄について」「古代大陸の姿と大陸変動変化の新学説」などの論文もまとめている。寄贈された化石は〇四年春、市主催の文化財展としてリアス・アーク美術館で一部が展示された。
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