■女性教諭、名簿持ち出し
|
2008.03.14 |
「責任重大」厳重注意へ
石巻市教委/
|
|
|
|
石巻市住吉中の女性教諭(二六)が今年一月、原則禁止されている個人情報を無断で持ち出し車上荒らしの被害に遭った問題で、県教委は「懲戒処分に当たらない」とする判断を下し、十三日までに市教委に連絡した。情報管理に対する意識が希薄だった教諭の行為について、処分が下されると考えていた市教委は今後、口頭注意か文書訓告をする方針だ。
市教委は二〇〇六年度、個人情報の取り扱いについてガイドラインを策定。情報の持ち出しは原則禁止とし、持ち出す際は持ち出し簿に記入し校長の許可が必要と規定したが、教諭は無断で全生徒三百四十三人と教職員二十三人の名簿などを持ち出した。住吉中も持ち出し簿を作成しておらず、ガイドラインが機能していなかった。
県費負担の教職員の懲戒処分に関する権限は県教委にある。市教委の報告を受けて処分を検討した結果、「過失の度合いや漏れた情報の中身が過去の事例と比較して懲戒処分に該当しない」と判断した。
県教委教職員課によると、懲戒処分に当たるケースは(1)個人情報を故意に第三者に見せる(2)漏れた情報の中身が成績や素行、身体情報である−など。
市教委は「ガイドラインを順守せず、無断で情報を持ち出した行為に対する責任は重大だ。市職員であれば、懲戒処分の対象になる」と話す。
三月末に開かれる定例教育委員会に口頭注意か文書訓告を諮り、教諭に対する措置を決定する。教諭と上司に厳重に注意する方針だ。
教諭は一月九日夜、石巻市内のアパートに帰宅した際、車の助手席の足元に名簿などが入ったバッグを置き忘れた。車の鍵穴が壊されてバッグが盗まれた。名簿は十日夜に東松島市で見つかったが、担任する学級三十九人分の通信票のコメントなどが入ったUSBメモリーは発見されなかった。 |
|